#Oscars2020 - ノミネート振り返り記事その2【作品・監督・音楽・脚本】
オスカー授賞式直前企画。全4記事でノミニーを振り返る企画の第2弾である。前の記事はこちらから。ノミネートの出典はVarietyさんです。
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- その1【演技部門主要4賞】
- その2【作品・監督・音楽・脚本】☜イマココ
- その3【技術系部門】
- その4【短編作品・アニメーション】
記事自体の目次
前哨戦結果など
- 2020ゴールデングローブ賞ノミネート発表! - ちいさなねずみが映画を語る
- #BAFTA2020 - オスカー最大の前哨戦、英国アカデミー賞2020前編 - ちいさなねずみが映画を語る
- #BAFTA2020 - 英国アカデミー賞2020特集中編 - ちいさなねずみが映画を語る
- #BAFTA2020 特集後編 - レベル・ウィルソンのキレッキレトークにご注目 - ちいさなねずみが映画を語る
作品賞
筆者の予想:『1917』?『パラサイト』?『ワンス・アポン・ア〜』?
- 『フォードvsフェラーリ』“Ford v Ferrari”
- 『アイリッシュマン』“The Irishman”(Netflix)
- 『ジョジョ・ラビット』“Jojo Rabbit”
- 『ジョーカー』“Joker”
- 『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』“Little Women”
- 『マリッジ・ストーリー』“Marriage Story”(Netflix)
- 『1917 命をかけた伝令』“1917”
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』“Once Upon a Time in Hollywood”
- 『パラサイト 半地下の家族』“Parasite”
今年のラインナップは全9作品。BAFTAは『1917』が獲得したが、舞台がイギリスなのでイギリスびいきの可能性もあって何とも言えない。全米映画俳優組合賞; SAG賞のキャスト賞(事実上の作品賞)は『パラサイト 半地下の家族』が押さえており、カンヌ映画祭パルム・ドールも獲得したことから有力作品である。しかしながら、昨年作品賞も大本命と思われていたクアロンの『ROMA/ローマ』が冷遇され、外国語映画賞止まりになったことを忘れてはならない。GG賞はドラマ部門が『1917』、ミュージカル・コメディ部門が『ワンス・アポン・ア〜』、サテライト賞は『フォードvsフェラーリ』が獲得しているが……?
結果は……まさかの『パラサイト 半地下の家族』
It’s official! #Oscars pic.twitter.com/yToYNDV9aL
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
『ボヘミアン・ラプソディ』じゃないけど、これは現実か? それともただの夢なのか? ("Is this the real life? Is this just fantasy?")
クアロンも昨年の『ROMA/ローマ』で成し得なかった偉業を、オスカー初ノミネートのポン・ジュノがやってのけた。ほんと監督、今日何回ステージに呼ばれるんだよ。すげえよ。しかもこれがアジア映画ってのがすげえよ。主要キャスト全員アジア人で作られた『クレイジー・リッチ!』*1がすごいすごいって騒がれてたの去年だぞ? しかもこの映画、外国語映画で作品賞も獲得した史上初の作品である。ほんと凄い。やっとアジアに門戸が開かれてきたと思ったら*2、長年各国の映画制作者が突き破れずにいた壁をぽーんと破ってしまってほんと凄い。
歴史的な作品賞受賞の瞬間はこちらから!
#Oscars Moment: @ParasiteMovie wins for Best Picture. pic.twitter.com/AokyBdIzl5
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
ちなみに最後に英語でスピーチしていたマイキー・リー(Miky Lee)は、サムスンの創業者の初孫にして、韓国カルチャーの世界進出を支援してきた陰の立て役者だそうです。ハリウッド・レポーターに直前特集記事が出ていたよ!
監督賞
筆者の予想:ほんと誰なんじゃこりゃ
-
トッド・フィリップス『ジョーカー』
-
サム・メンデス『1917』
-
クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
-
ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
全く予想できないのが今年の監督賞。BAFTAとGG賞を受賞しているサム・メンデスが順当に獲得するか。しかしながらスコセッシ・タランティーノという名監督に、『ジョーカー』の翻案で高く評価されたフィリップス、そして外国語映画ながら監督賞にもノミネートされたポンと、予想が難しいメンバーである。GG賞では全く同じ内訳でサム・メンデスが受賞したが、今回は果たして……?
結果は……まさかのポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
It’s official! #Oscars pic.twitter.com/yD8GQebjtp
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
ポン・ジュノには失礼だけれど、まさかの、という言葉が相応しい。外国語映画で監督賞も受賞するのは昨年のアルフォンソ・クアロンと並んで2年連続。しかしながらクアロンはハリウッドで活躍していて英語の喋れる人物だし、既に『ゼロ・グラビティ』など英語の名作を何本も送り出していた。一方のポン・ジュノは、韓国映画界では大活躍しているが、英語で撮影した作品は無し。通訳の女性を賞レースに帯同することについて、差別的なキャスターから批判もあったくらいだという。そんな彼を、保守的なはずのAMPASが選んだということ自体特筆に値する。正直AMPASだってサム・メンデスくらい選ぶんじゃねと思ってたんですよ。いやこれはほんと凄い話ですよ。やっとハリウッドの目がアジアに向いてきたよ……!
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こちらが発表の瞬間。プレゼンターは去年と同じく紫の衣装で決めてきたスパイク・リー! というか今日何度呼ばれるんだポン・ジュノ。本人も「国際長編映画賞の授賞式が終わったし、もうリラックスできるな〜って思ってたとこなんですけど」とか話してて笑う。韓国語だけど共にノミネートされた名監督たちを讃えてるところはみんなが分かって、そこでも大拍手でした。
#Oscars Moment: Bong Joon Ho accepts the Oscar for Best Directing for @ParasiteMovie. pic.twitter.com/b7t6bYGdzw
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
投稿後追記)
ハリウッド・レポーターの公式Twitterから、オスカー貰いすぎて手が足りてないポン・ジュノ監督の写真が配信されててめちゃくちゃ笑う。
So many #Oscars. #Parasite's Bong Joon Ho takes on the engraving station at the Governors Ball https://t.co/x5R3f4zILs pic.twitter.com/DeAxPcV9V2
— The Hollywood Reporter (@THR) 2020年2月10日
そしてポン・ジュノの賞レース期間を支えた通訳シャロン・チェに関する記事も……!
外国語映画賞☞国際長編映画賞(名称変更)
筆者の予想:『パラサイト 半地下の家族』(当確)
- “Corpus Christi,” Jan Komasa(英語版予告編)
- 『ハニーランド永遠の谷』(映画.com特報)“Honeyland,” Tamara Kotevska, Ljubo Stefanov(英語版予告編)
- 『レ・ミゼラブル』(映画.com特報)“Les Miserables,” Ladj Ly
- 『ペイン・アンド・グローリー』“Pain and Glory,” Pedro Almodovar
- 『パラサイト 半地下の家族』“Parasite,” Bong Joon Ho
これはもう『パラサイト』で当確でしょう。韓国映画で受賞すると史上初の快挙になるようですね。素晴らしい。マケドニア発の『ハニーランド永遠の谷』はドキュメンタリーなのに外国語映画賞にノミネートという初の快挙なんだって。確かにちょっと気になる作品ですね。
結果は……『パラサイト 半地下の家族』(予想的中!)
まあそらそうですよ。脚本賞獲った段階で分かってたよ。パラサイトだよ。去年パルム・ドールを獲った『万引き家族』は強敵『ROMA/ローマ』がいて難しかったけど、『パラサイト』はカンヌだけでなくアメリカの映画賞でも大絶賛だったもんね。韓国映画では初ノミネート初受賞。会場総立ちです。プレゼンターはナタリー・ポートマンペネロペ・クルス*3だったんですね!
ポン・ジュノが言う通り今年から名前が「国際長編映画賞」"International Feature Films"に変わったんですね。北米資本以外にも素晴らしい作品があるということがもっと広まればよいと思います。
"The category has a new name now from Best Foreign Language to Best International Feature Film...I applaud and support the new direction that this change symbolizes."
— ABC News (@ABC) 2020年2月10日
Director Bong Joon-ho speaks after "Parasite" wins Best International Feature Film. https://t.co/c3nuD3NyxP pic.twitter.com/FeIjLEULMT
これは受賞後のバックステージインタビューです。
Bong Joon Ho backstage, just moments after accepting the Oscar for International Feature Film. #Oscars pic.twitter.com/yBM2Ng02Er
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
脚本賞
筆者の予想:『パラサイト 半地下の家族』
- 『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』ライアン・ジョンソン
- 『マリッジ・ストーリー』ノア・バームバック
- 『1917』サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』クエンティン・タランティーノ
- 『パラサイト』ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン
脚本賞の予想で最大の指標となるのはアメリカ脚本家組合賞。こちらの受賞者は『パラサイト』と『ジョジョ・ラビット』であり、BAFTAも同じ顔ぶれとなった。一方GG賞は『ワンス・アポン・ア〜』が獲得しているが、タランティーノの受賞はあるのだろうか………?
結果は……『パラサイト 半地下の家族』(予想的中!)
予想通りポン・ジュノとハン・ジヌォンが脚本賞に輝きました。外国語映画賞ノミニーで他の賞も獲ったというのは過去にもちらほらあるものの、脚本賞という1番のメインを獲ってきたのが本当に凄い。ハリウッドでも言語の壁を越えて、いいものはいいと評価されるようになってほしいなあと思う。今週観に行く予定なので楽しみです。ところでこの受賞は意外に韓国初のオスカーです!*4
#Oscars Moment: Bong Joon Ho and Han Jin Won win Best Original Screenplay for @ParasiteMovie pic.twitter.com/Rf6f8a929Z
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
今気付いたけどプレゼンターキアヌ・リーブスじゃん。髭もはもはでジョン・ウィックみが凄い。そう言えば一時期家無し生活してたとかありましたね。そして受賞が決まった瞬間のサンドラ・オーの讃え方が大変エレガント。おすてきです。通訳の彼女もポン・ジュノと共に世界中を旅してきた甲斐がありましたね……! あとハン・ジヌォンが話し始めた後、オスカーまじまじと見つめてニヤニヤしてるポン・ジュノ、ちょっと可愛いです(笑)。
脚色賞
筆者の予想:『ジョジョ・ラビット』
- 『アイリッシュマン』スティーヴン・ザイリアン
- 『ジョジョ・ラビット』タイカ・ワイティティ
- 『ジョーカー』トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
- 『若草物語』グレタ・ガーウィグ
- 『2人のローマ教皇』アンソニー・マクカーテン
予想の理由は上記の通り。是非タイカに獲ってもらいたいしね……!(勿論グレタも大好きなのだが)
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結果は……『ジョジョ・ラビット』(予想的中!)
#Oscars Moment: See the winner for Best Adapted Screenplay: @TaikaWaititi for @jojorabbitmovie pic.twitter.com/iLp6E384Bn
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
タイカがオスカーを獲ったよううううううう!!!!!
実はワイティティにとっては2度目のノミネート。第74回オスカーに短編映画 "Two Cars, One Night" がノミネートされていて、その時にはノミニー紹介の席で眠ってるふりのパフォーマンスをして話題となった。因みにこれはノミニーみんなで示し合わせてたのに、やったのは彼だけだったんだって(笑) 今年のプレゼンターを務めたシャラメの穏やかな表情が素晴らしいです。ワイティティは第一に原作本を紹介してくれた母に賛辞を述べていたが、受賞に驚いて言うに事欠き「僕の母親でいてくれてありがとう、他にも理由あるけど」とか喋っていてちょっと笑ってしまった。素晴らしい出来事ですよ……!
そう言えば授賞式前のレッカペには可愛い主演ふたりもやってきていました。ふたりとも正装してるけど、それでもやっぱかっわいい〜〜〜〜〜!
Hear what Roman Griffin Davis and Archie Yates from #Oscars Best Picture nominee @jojorabbitmovie had to say on the #Oscars red carpet. Presented by @Verizon. #5Gbuiltright pic.twitter.com/2ACuxOCsZp
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
公開後追記) ブリー・ラーソンの特ダネ映像
ブリー・ラーソンが会場で盗撮(?)した映像をTwitterで公開。通路を挟んで向かい側に座るワイティティが、前の席の下にオスカーを隠す様子が激写されている。タイカ、あんたそんなんだから色々言われるんだよ……! ここは世界一安全で快適なニュージーランド航空じゃありません……!(笑)
Academy Award Winner @TaikaWaititi 💗 pic.twitter.com/PpZl1PhX8y
— Brie Larson (@brielarson) 2020年2月10日
作曲賞
筆者の予想:『ジョーカー』ヒドゥル・グドナドッティル
- 『ジョーカー』ヒドゥル・グドナドッティル(サントラ - Amazon)
- 『若草物語』アレクサンドル・デスプラ(サントラ - Amazon)
- 『マリッジ・ストーリー』ランディ・ニューマン(サントラ - Amazon)
- 『1917』トーマス・ニューマン(サントラ - Amazon)
- 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ジョン・ウィリアムズ(サントラ - Amazon)
重厚なサウンドで筆者だけでなく世界中の観客の心を掴んであろう『ジョーカー』のグドナドッティルが最有力。ジョン・ウィリアムズが御年87歳にしてノミネート記録を伸ばしてきたのも素晴らしい……!
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レッドカーペットに登場したグドナドッティル。
Hildur Guðnadóttir, Best Original Score nominee for @jokermovie, is here! Take a look at her #Oscars red carpet moment. Interview sponsored by @Verizon. #5Gbuiltright pic.twitter.com/7ULaO0qnTJ
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
結果は……『ジョーカー』ヒドゥル・グドナドッティル(予想的中!)
It’s official! #Oscars pic.twitter.com/w4tL4qSIfm
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
やったー! グドナドッティルの大好きなサントラがオスカーを獲りました! 女性でオスカーに輝くのは、ざっと見た所1997年の『Emma エマ』でレイチェル・ポートマンが受賞して以来となるようだ。ポートマンの受賞も女性初だったので、グドナドッティルは実にふたりめの快挙……!
喜びのスピーチはこちらから。スピーチの内容も女性たちに訴えかけるものだった。
#Oscars Moment: Hildur Guðnadóttir (@hildurness) wins Best Original Score for @jokermovie. pic.twitter.com/uwrOuBszuD
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
A few words from a winner… #Oscars pic.twitter.com/4ocpOTrLdP
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
歌曲賞
筆者の予想:『ロケットマン』獲ってくれねえかなあ(願望)
“I Can’t Let You Throw Yourself Away,” “Toy Story 4”「君のため」『トイストーリー4』
“I’m Gonna Love Me Again,” “Rocketman”『ロケットマン』
“I’m Standing With You,” “Breakthrough”
“Into the Unknown,” “Frozen 2”「イントゥ・ジ・アンノウン」『アナと雪の女王2』
“Stand Up,” “Harriet”『ハリエット』
主演女優賞にもノミネートされた『ハリエット』のシンシア・エリヴォが主題歌賞でもノミネート。堅実に2つ送り込んでくるディズニーの底力も凄い。そう言えば松たか子はオスカー授賞式で歌うんだって! すごーい! でも個人的推しはエルトン・ジョンが新曲を書き下ろした『ロケットマン』である。『ライオンキング』ぶりの受賞になるかしら。エルトンも当日歌うそうです。
結果は……『ロケットマン』獲ってくれたでな(予想願望的中)
It’s official! #Oscars pic.twitter.com/IiCD9LR0Q7
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
やったー! 『ロケットマン』組が獲ったぞ!
海外の映画賞では手堅く歌曲賞を獲得していたので順当な結果と言えるが、にしても嬉しい。エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの話は本編でも描かれていたが、このコンビが書き下ろした新曲が受賞に至った。エルトンにとっては3曲ノミネート・1曲受賞を果たした『ライオンキング』('94)以来の快挙である。おめでとう〜! そしてタロンくんにもついでにおめでとう〜!
こちらが受賞の瞬間です! 今日もエルトンは『キングズマン:ゴールデンサークル』ばりの派手派手衣装で笑ってしまう。53年間に及ぶ共作人生を振り返るトーピンの姿に、少しうるっときてしまう。そしてタロンを讃えるエルトンにも画面のこちら側からだけれど多大な拍手を……!
#Oscars Moment: @eltonofficial and Bernie Taupin win Best Original Song for "(I'm Gonna) Love Me Again" from @rocketmanmovie. pic.twitter.com/IiW5mxyeXg
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
0210追記) アナ雪パフォーマンス
イディナ・メンゼルとオーロラ、そして各国の吹替女優たちが集結したアナ雪パフォーマンスの様子がオスカー公式Twitterで公開。(何故かこういうの、ABCの公式YouTubeの方はジオブロックかかってて観られないのよね) 日本からは松たか子も登場すると聞いていたが、なんと吹替陣1発目の登場でびっくり……! 普通に泣きました。松さんほんと凄いよ〜〜〜〜〜〜!
.@IdinaMenzel, @AURORAmusic and nine of the world's Elsas just took to the stage for a performance of "Into the Unknown." #Oscars pic.twitter.com/2QUW67HYiS
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
続くよ〜
次の記事では【技術系部門】を特集……!
- その1【演技部門主要4賞】
- その2【作品・監督・音楽・脚本】☜イマココ
- その3【技術系部門】
- その4【短編作品・アニメーション】
関連:映画賞 / アカデミー賞2020
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*2:『スリー・ビルボード』でオスカー主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンドが訴えていた「インクルーシヴ」だが、そんなもの守られていないから言われるのであって、ハリウッドでよそ者や女性が活躍するのはなかなか難しい。アメリカの大学でも、黒人にはダイバーシティ枠という名の優遇枠があるが、実はアジア系にはその門戸がほとんど開かれていないというのは有名な話で、アジア系の活躍はマイノリティの中でも大分難しいものとなっている。昨年クアロンがノミネートを勝ち取った時も、スペイン語を喋るメキシコから素晴らしいものが、といわれていたが、今回の受賞はそれ以上の快挙である
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*3:何故最初書いた時にポートマンとクルスを見間違えたかについては突っ込まないで下さい……ふたりに申し訳無い……
*4:日本作品はそこそこ定期的にノミネートされるが、韓国作品での外国語映画賞ノミネートは意外に初だったのである。勿論脚本賞でも初めてです