ちいさなねずみが映画を語る

すきなものを好きなだけ、観たものを観ただけ—

悲喜こもごも? 『MILK』とカードボード・ベン新作祭り - 何度目だボラプボーイズ

忘れた頃にやってくる、それが「ヤツら」である。

 

映画賞シーズンから早半年。1年も折り返しを過ぎ、次の映画賞シーズンに向けた動きが色々と聞こえてくるはずの時期だが(実際デクスター・フレッチャー監督*1の『ロケットマン』が好評スタートを切ったと話題になっている様子)、未だに『ボヘミアン・ラプソディ』賞レースの仲良しぶりを引き摺って(?)いるのがあのボラプボーイズだ。7月4日のアメリカ独立記念日前後に、そんな彼らの相変わらずな仲良しぶりが投稿されていたので、是非ご覧いただきたい。

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  • 待望のMILK続編……?
    • こちらはかっこいいマルナティ
  • そんなマッゼロさんは尻目に……リーとハーディのフランス旅行
    • 【悲報】カードボード・ベン、まさかの展開
    • 190720更新) このふたりだって負けてないぜ
  • 190730追記) 喜びの余り叱られるマッゼロさん
  • おしまい

 

*1:みんな知ってると思うけど、ブライアン・シンガーがすったもんだで降板した後、『ボヘミアン・ラプソディ』を完成に導いた後任監督。そう言えば彼の監督就任は『ロケットマン』の製作総指揮も務めるマシュー・ヴォーン(『キングズマン』『キック・アス』など)の強い後押しあってこそだった(THE RIVER)。

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どん底のダブリンから羽ばたく珠玉のアオハル映画 - 『シング・ストリート 未来へのうた』

厨二病? そう呼びたいならそう呼べよ」そう言わんばかりに筆者の中で燦然と輝く傑作作品がある。その映画の名前は、2016年公開の『シング・ストリート 未来へのうた』"Sing Street" だ。ジョン・カーニー監督が、自らが青春時代を過ごした1985年のダブリンを舞台に、バンド活動を通して様々な意味でもがきながら成長していく少年たちを描いている。筆者にとって映画館で観たことを誇れる作品のひとつだが、この度ちょっとした上映会を開くことになったので、そのために書き下ろしたしおりの内容を公開したいと思う。(今回の記事はネタバレフリー!)

www.youtube.com

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「生理痛は我慢しろ」なんてまだ言ってるの?

このブログだって時には真面目なことを書く。大体2、3ヶ月に一度くらい真面目なことを書く計算でいるようだ。決してマッゼロさんとかポール・ラッドおじさんとかまーてぃん・ましゅまろ・へっじほっぐ・ふりーまん氏を崇めているだけのサイトではないのである。

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……で、今回取り上げるのは月経のある女性を一定確率で悩ませるあれである。俗に言う「生理痛」、医学用語で言うと「月経困難症」である。「結構辛いけど何とか我慢している」「薬を飲むべきかどうか迷っている」という人にこそ読んでほしい。——その生理痛、ひとりじゃないし我慢しなくてもいいんだよ!

 

※この記事は啓発記事であり、特定の治療・薬を勧奨するものではありません。治療選択においては医師・薬剤師とよく相談し、正しい知識を付けた上でご判断ください。記事内で取り上げた薬にはOTCとして購入できるものもありますが、予め医師の診察を受けることをお勧め致します※
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DEN社をめぐる顛末 - 『アトランティック』ブライアン・シンガー訴追記事その2

本日は『アトランティック』誌; The Atlantic で掲載されたブライアン・シンガー監督訴追記事特集の第3弾だ。前提整理した第1弾記事の半分少し手前程度まで扱った第2弾に引き続いてお送りする。申し訳無いことに続きを書く書く詐欺で実に4ヶ月放置していたのだが、筆者自身も過去の記事を読み返しながら進めていきたいと思う。

www.theatlantic.com - 『アトランティック』の訴追記事はこちら

mice-cinemanami.hatenablog.com - 第2弾

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この吹替だけはチェックしてほしい - 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』

いよいよ今日で5月も最終日。『メリー・ポピンズ リターンズ』の日本公開から4ヶ月近くが経ち、6月5日のMovieNEX版発売も間近となってきた。これまで3回に分けてこの映画を取り上げてきたが(うだうだしていたので実に1ヶ月半……!)、今回は第4弾にして最終編として、日本語吹替版のキャストについて触れたいと思う。今回はネタバレフリー!(——多分!)

mice-cinemanami.hatenablog.com - 前の記事

 

 
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完璧な続編を作り上げた珠玉のサウンドトラック - 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』

筆者がうだうだしながらMCUの記事を挟んだり相も変わらずマッゼロさんの話をしている間に、ある重大な期限が近付いてきてしまった。何を隠そう、今年2月に公開されたメリー・ポピンズ リターンズ』のMovieNEX版発売日である。構想は沢山練っているのに、書く書く詐欺で前記事から4週間近く経っている有様で大変申し訳無い限り……
 
しかしながら、そんな遅筆な筆者を、観劇から4ヶ月近く経っても作品世界から放さないのが、珠玉とも言えるこの映画のサウンドトラックである。ディズニー・ミュージカルの系譜を辿りつつ、前作にもちらちらとオマージュをかけた名曲揃いなので、今日はこのアルバムを紐解いていきたいと思う。

mice-cinemanami.hatenablog.com - 前の記事(5月1日投稿だってさ……)

 
!!! SPOILER ALERT! SPOILER ALERT! SPOILER ALERT! !!!
※この記事には前作『メリー・ポピンズ』のネタバレも含みます※
 
是非是非お手元にサウンドトラックをご用意あれ……!
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守りたい、この笑顔 - ポール・ラッドおじさんの魅力をご覧あれ

お察しである。

前回異常な熱量のこの記事を読んだ皆さんはお察しのことと思うが、筆者はアントマンおじさんことポール・ラッドおじさんが死ぬほど大好きである。勿論ワスプ役のエヴァンジェリン・リリーだって素晴らしくかっこいい。ハンク・ピム博士役がまさかのマイケル・ダグラス、おまけにジャネット・ヴァン・ダイン役がミシェル・ファイファー、どちらもばりばりの名優である。しかし、やはり筆者が惹かれてしまうのはあの愛すべきポール・ラッドおじさんなのである。

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そんなことを考えていたらこんな動画がTLに回ってきた。内容を観て筆者が吹き出したのは言うまでもないが、せっかくなのでここでポール・ラッドの魅力について語ってみたいと思う。あ、エンドゲームのネタバレはありません!

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