ちいさなねずみが映画を語る

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悲喜こもごも? 『MILK』とカードボード・ベン新作祭り - 何度目だボラプボーイズ

忘れた頃にやってくる、それが「ヤツら」である。

 

映画賞シーズンから早半年。1年も折り返しを過ぎ、次の映画賞シーズンに向けた動きが色々と聞こえてくるはずの時期だが(実際デクスター・フレッチャー監督*1の『ロケットマン』が好評スタートを切ったと話題になっている様子)、未だに『ボヘミアン・ラプソディ』賞レースの仲良しぶりを引き摺って(?)いるのがあのボラプボーイズだ。7月4日のアメリカ独立記念日前後に、そんな彼らの相変わらずな仲良しぶりが投稿されていたので、是非ご覧いただきたい。

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待望のMILK続編……?

今年の2月に突如SNS上で公開され、マッゼロさんファンを中心に話題となった短編映画集『MILK』。その内容は以下の記事で詳しく特集してあるが、ざっくり言うと「乳糖不耐症なのにイキって牛乳飲み干した35歳児がパニクったのをマルナティ・セバスタコンビが救う!」というプリンセスムービーだった。

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先述の記事でも書いてある通り、マッゼロさんの乳糖不耐症は実話である。そんなマッゼロさんが、「絶対学ばないんだよな #milk」(I never learn. #milk)というキャプション付きで投稿した写真はこんなものだった。"MILK"でニューヨーク中を駆け回る勢いで大騒ぎしたというのに、懲りないやつ……

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マッゼロさんはこの写真の後に動画も投稿しているが、ピザを頬張るこの動画に付けられたコメントは、「牛乳をピザで洗い流したとこ」"Washed the milk down with some pizza."というものだった。最初から飲むなや!!!!!

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こちらはかっこいいマルナティ

マッゼロさんが勇敢にも牛乳に再チャレンジした写真の直後、"oneminutemen"のアカウントでは、マルナティのこんな動画が公開された。

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マルナティがここでチャレンジしているのは、セレブの間でちょっとしたブームになっているボトル・キャップ・チャレンジ。ボトルのキャップを回し蹴りで見事に外せるか競うチャレンジで、挑戦後に次の挑戦者を指名して繋いでいく仕組みになっていることから、多くのセレブのチャレンジ動画が投稿されることとなった。マルナティはよく見るとピザでキャップを回しているが、ということはこの動画はマッゼロさんがピザで牛乳を中和している向かいで撮影されたのか……

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そう言えば『デッドプール』に続いて『名探偵ピカチュウ』も見事に流行らせてしまったライアン・レイノルズは、チャレンジ用のジンの瓶との出会いから描いたエモーショナルなチャレンジを公開していたけれども、そこはデップーなのでお約束のオチが待っていた。

 

そんなマッゼロさんは尻目に……リーとハーディのフランス旅行

マッゼロさんが飽きも凝りもせず牛乳との死闘を繰り広げていた裏で、グウィリム・リーが久々にInstagramを更新。集合写真の中にはベン・ハーディの姿もあり、どうやらイギリス組ふたりでフランスはコニャック旅行に行った様子だ。タグ付けから考えるに、この建物はレミーマルタンのコニャック「ルイ13世」に関係する建物のようだが……

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——お酒は20歳からだけど、この値段は凄いや……

 

リーはこの写真の他にももう1枚コニャックでの写真を公開しているが、そこはまあボラプボーイズなので、しっかりマッゼロさんを妬かせることを忘れない1枚であった。カップル感出すなや。

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当然ながらこんな行動にマッゼロさんが黙っているわけがない。いそいそといいねを押して、リーのこの投稿へこんなコメントを寄せていた。

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——Gwilym Lee on Instagram: “Wuv @benhardy @louisxiiicognac” コメント欄より

 

ジョー・マッゼロ「君たちのこんな素晴らしい写真を僕が撮ったなんて! *彼の空想*」("I took such a great picture of you guys! *he dreamed*")

最早妄想で一緒に旅をし始めた末期のおじさんである。そんな寂しがり屋のマッゼロさんに対し、優しい優しいリーから帰ってきたのはこんなコメントだった。

グウィリム・リー「君は心の中では僕らとずっと一緒にいたんだよ。だけどいつもカメラの後ろにいるんだ」("you were there with us in spirit. Always behind camera though")

カメラに映り込まない理由までちゃんと書いてくれているリーの優しさよ……じゃなくて、撮影も賞レースも終わっても仲良し過ぎて、ええ加減ニューヨークとロンドン*2に1軒ずつシェアハウス借りて一緒に住めよという気分になってきた。

 

【悲報】カードボード・ベン、まさかの展開

相変わらず仲良しのボラプボーイズだが、忘れちゃならないのが正真正銘日本生まれの彼である。そう、カードボード・ベン! 『ボヘミアン・ラプソディ』の日本プレスツアーに欠席したリアル・ベンハの代役を見事に務め、プレスツアー終了後はマッゼロさんがお持ち帰りし、何かにつけて引っ張り出しては遊んでいるかまってあげている彼のことだ。

mice-cinemanami.hatenablog.com - 執筆……7ヶ月も前じゃないか……

先程の投稿のコメント欄をよく読んでみると、リーは他にもマッゼロさんのファンアカウントへ返信している。その中でカードボード・ベンにまつわるまさかの展開が明らかに……

ファンアカウント:「カードボード・ベンはこんなことジョーにしない! 絶対に!!」(大文字強調)

リー:「カードボード・ベンは暑さでしおれちゃったんだ」

えーーーーーーーーん😭😭😭😭😭😭😭😭

思わず筆者も大文字強調を使ってしまう衝撃の事実。確かに段ボールは湿気を吸うけども! マッゼロさんがスーツケースに入れてお持ち返ったからばっきばきになってたけども! 元のコメントを寄せたファンじゃないが、大文字強調で叫びたいくらいの大・大・大悲報である。

 

というわけで、ここから暫くカードボード・ベンの新作が届かないと思ったら、それは多分暑さでしおれているせいなので、夏の終わりを待たなくてはならないようだ。マッゼロさん、頑張ってドライヤーで元の形に引き延ばしてあげてね。

mice-cinemanami.hatenablog.com - まさかの令和最初の記事がこれ

ちなみにリアル・ベンハからは工場の中やブドウ畑の写真も公開されている。キャプションには「ロマンティックな逃避行」("Romantic getaway @mrgwilymlee @louisxiiicognac")と加えて、こっそりマッゼロさんを妬かせるのも忘れないベンハであった。

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190720更新) このふたりだって負けてないぜ

記事の投稿後、マッゼロさんがしれっとInstagramを更新。"Gwil and Ben are so cute together."「グウィルとベンはとっても可愛いなあ」というどこか白々しいコメントと共に投稿されたのは、ボラプボーイズにとっての姉御ことルーシー・ボイントンとのツーショットだった。2枚目の写真では、ルーシーちゃんとマッゼロさんが仲よさそうにスマートフォンを覗く姿まで。じらそうとしまくっているのがバレバレである。

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因みにそんなふたりへは、名前も挙がったグウィル兄さんからこんなコメントが。ルーシーちゃんも遂にボラプボーイズの愛憎劇に巻き込まれてしまったようである。はてさて、リアル彼氏のラミ氏は何と考えていることやら……(そう言えば007第25作の撮影もそろそろ、という感じだが、彼もイギリスのパインウッドスタジオ生活が始まるのかな……?)

"Absense makes the heart grow fonder you two...."「会えない時間がふたりの愛を育てるんだね……」——https://www.instagram.com/p/Bz_h-DSB5-0/c/18051174634183313/liked_by/

190730追記) 喜びの余り叱られるマッゼロさん

マッゼロさんがInstagramを更新。訪れたクラブハウス&タヴァーンで突然『ボヘミアン・ラプソディ』の合唱が始まり、動画に収めつつ歓喜の声を挙げる様子が公開された。ところが、この動画についたキャプションは次の通り……こらこら35歳児自重自重!

"(Right after this a woman screamed “oh shut up!” to me lol)"

(拙訳:「(この直後、女の人に『黙れ!』と叫ばれたわ(笑)」)」)

www.instagram.com - 楽しそうなマッゼロさん動画はこちら

おしまい

そんなボラプボーイズが大競演の『ボヘミアン・ラプソディ』は好評発売中。ラミ・マレック&ルーシー・ボイントンカップルにも負けない仲良しぶりをこれからも見せつけてくれますように。

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関連:ボヘミアン・ラプソディ / ジョー・マッゼロ / グウィリム・リー / ベン・ハーディ / ウィル・マルナティ / セバスチャン・スタン / milk / oneminutemen / ボラプボーイズ

*1:みんな知ってると思うけど、ブライアン・シンガーがすったもんだで降板した後、『ボヘミアン・ラプソディ』を完成に導いた後任監督。そう言えば彼の監督就任は『ロケットマン』の製作総指揮も務めるマシュー・ヴォーン(『キングズマン』『キック・アス』など)の強い後押しあってこそだった(THE RIVER)。

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*2:マッゼロさんの出身地はニューヨークだが、様々な投稿から考えるに、現在もニューヨークに住んでいる様子。リーはウェールズ出身だが、現在はロンドンを拠点に活動中

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