ちいさなねずみが映画を語る

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ブライアン・シンガーの人となり - 『アトランティック』誌の訴追記事を読み解く前に

先日の記事でも触れたよう、『アトランティック』誌; The Atlanticにて、ブライアン・シンガー監督を訴追する記事が掲載された。英文にして1万語に迫る長文記事なのだが、比較的平易な文章で書かれていたので、内容自体を追うのはそこまで難しくなかった。こちらとしても勉強がてら翻訳をしてみたのだが、全て掲載すると著作権上の問題があるので、内容をかいつまんで引用という形にして紹介したい。また、この記事は彼のキャリアを理解していないと話がどこかへ行ってしまうので、まず最初に彼の人物像を紹介したい。

 

www.theatlantic.com - 『アトランティック』の訴追記事はこちら

mice-cinemanami.hatenablog.com - 訴追記事の余波はこちら

 

※以下、「アトランティック」と書いてリンクの無い場合は、シンガーの訴追記事を指す。また一部の出典は英語版Wikipedia(Bryan Singer - Wikipedia-Permalink付き)から移入している。※

 

映画制作者としてのキャリア

シンガーは1965年9月15日、ニューヨーク生まれ。マンハッタンのスクール・オブ・ビジュアル・アーツに2年通った後、映画学校が有名な南カリフォルニア大学;USCに移った(ニューヨーク・タイムズ)。ところが『アトランティック』誌の訴追記事によれば、映画学校には入学できず、"the Division of Critical Studies"(批判理論学部とでも訳すのが正解か?)に入ることになったという。彼は元々ニューヨーク生まれだが、養子に入った関係でニュージャージー州で育っている。ここで知り合ったのが『ガタカ』や本年公開の『魂のゆくえ』で有名なイーサン・ホークであり、大学時代に彼を主演にした短編映画を撮影したことが、映画制作者としてのキャリアの第一歩となった*1

 

この短編映画が成功したシンガーは、次回作『パブリック・アクセス』('93)の資金を獲得し(『アトランティック』)、この作品でサンダンス映画祭のグランプリを獲得することになる("Ruby in Paradise"とタイ受賞)。シンガーの名前を一躍有名にしたのは'95年の『ユージュアル・サスペクツ』"The Usual Suspects"で、オスカーではクリストファー・マッカリー脚本賞、また、ケヴィン・スペイシー助演男優賞を獲得している。そう言えばスペイシーと言えば、未成年男子への性暴力発覚後、休業に追い込まれているわけだが……

theriver.jp - そう言えばシンガーも『アトランティック』掲載後半ギレ記事みたいなの出してたなあ(遠い目)

この作品の成功で舞い込んだのが、『アトランティック』誌の訴追記事の中心ともなっている'98年の『ゴールデンボーイ』"Apt Pupil"である。スティーヴン・キングの同名作品の映画化だが、『アトランティック』誌によると、キングはわずか1ドルでこの作品の映画化権を売却するなど、シンガーは三顧の礼で監督に迎え入れられたようだ。

この作品の後は、フォックスが送る『X-MEN』シリーズ4作の監督として成功し、2017年には同じくフォックス制作の『ボヘミアン・ラプソディ』へ監督として迎え入れられた(映画.comタイムライン)。なお、この作品でロジャー・テイラーを演じたベン・ハーディは、元々『X-MEN:アポカリプス』に出演していた人物だったことは既報の通りである。

 

セクシュアリティ

自身のセクシュアリティについては、バイセクシュアルであると公言している(ETonline↓)。『ボヘミアン・ラプソディ』の監督として期待が高まった理由には、彼が『X-MEN』シリーズで成功を収めていたこともさることながら、フレディと同じバイセクシュアルであったことも大きかっただろう。2015年には25年来の友人ミシェル・クラニー(Michelle Clunie)との間に息子が生まれたことを公表しているが(ハリウッド・レポーター)、映画.comの報道によると、クラニーは飽くまで代理母という立場だったようだ(「X-MEN」ブライアン・シンガー監督に第1子 親友が代理出産 : 映画ニュース - 映画.com)。

www.etonline.com

 

ボヘミアン・ラプソディ』解雇事件

シンガーの「ぷっつん監督」扱いが決定的になったのは、『ボヘミアン・ラプソディ』監督解雇を巡る顛末による。この辺りのタイムラインは映画.comの記事に詳しいので一読いただきたい。

eiga.com

シンガーが監督として迎え入れられたのは2017年のこと。撮影は同年の後半に始まった様子で、セットと服装の関係からライヴ・エイドのシーンを最初に撮影するという恐ろしいスケジュールで始まった(これが確か9月のことである)。ところが感謝祭明けの12月、シンガーが休暇後もセットに戻らないので撮影が中断しているというニュースが飛び込む。

eiga.com - この記事では、「過去にも、「X-MEN:アポカリプス」と「スーパーマン リターンズ」の撮影途中で理由も告げずに突然失踪し、“リスクの高い監督”という悪評が定着しつつあるだけに」とされ、過去にも同様のすったもんだがあったことが示されている

 

シンガーの解雇がフォックスから発表されたのは、この報道のわずか数日後だ(撮影中断は12月1日からとされており、シンガー解雇が報じられたのは12月4日)。シンガーは解雇報道に対し、「フォックスが病気の母の看病を許してくれなかった」と反論したが(ハリウッド・レポーター)、実際にはキャスト陣から不満が溜まりまくっていて膠着状態にあったのだという話がちらほら出て来ている。

マレックと度々衝突していたという話はあちこちで報じられているし(だからこそリーは彼のことを「リーダー」と讃えるのだろう)、他にもジム・"マイアミ"・ビーチ役のトム・ホランダーが1度降板した噂もあるし(監督に怒って降板したものの説得されて戻ったという)、下記の『ヴァニティ・フェア』;VF誌ではシンガーがクルーへ電気機器を投げつけたという報告すらあると認められているし(この話は噂としてあちこちで書き立てられていたが、どうやら正式にフォックスへ報告されていたようだ)、はっきり言ってカオスでしかない。最終的にはフォックスの幹部がロンドンへ急行する事態となり、この一件の後シンガーは正式に解雇されることになった(VF誌↓)。

www.vanityfair.com - 「またいつものあれだろ、ニュートン・トーマス・サイジェル[=撮影監督]が引き継ぐんだろ」と思われていたというからいやはや……(ホランダーの話も掲載)

 

その後、この作品はGG賞作品賞に輝くことになるが、受賞スピーチでは、主演男優賞に輝いたマレックも、プロデューサーを務めたグレアム・キングも、一切彼の名前に触れなかった。そのことについては邪推がついて回ることとなったが、EW誌を引いたTHE RIVERの既報によれば、キングとマレックのコメントは次のようなものだったという。

「キング氏は「今夜お話しするべきことではありません。全員それぞれが力を合わせ、この物語のために情熱を尽くしたんです」とコメント。マレックは「私たちに唯一必要なのはフレディ・マーキュリーを称えること。[中略]彼にふさわしい愛情、祝福、賞賛を与えるんです」とだけ答えたとされている」——『ボヘミアン・ラプソディ』解雇の監督、ゴールデングローブ賞受賞に反応 ─ クレジットに名前残るも、スピーチでは言及なし | THE RIVER

theriver.jp

一方、「蚊帳の外」だったシンガーは、この頃Instagramに作品のオフショットや未公開フッテージを多数掲載していた(『'39』の動画掲載を伝える記事)。途中解雇なのに権利上大丈夫なのかなあと訝るファンも多かったのだが(何を隠そう、筆者もそのひとりである)、GG賞作品賞受賞についても、『ブレイク・フリー』PV撮影シーンの写真を掲載して喜びを述べていたほどだった(THE RIVERガーディアン/これは筆者も見た記憶がある)。その後、全米製作者組合賞;PGA賞の席で、制作だったグレアム・キングは、シンガーの降板は飽くまで母親の病気が原因であり、映画を守らなくてはならないキングにとっては色々と苦渋の決断があったことを明かして(THE RIVER)、報道と実際は異なっていることを仄めかした。

theriver.jp - 元記事はThe Variety

しかしながら、そんな矢先に『アトランティック』誌の訴追記事が掲載される。シンガーは直後に反論記事を出したものの、Instagramに投稿していた『ボヘミアン・ラプソディ』のオフショットや未公開フッテージを全て削除した。その後はブライアン・メイにすら見限られたのは先記事の通りである。

mice-cinemanami.hatenablog.com

 

ところでルーシー・ボイントンによれば、彼女が撮影に参加したのは後半になってからで、その時には既にシンガーは職場放棄状態に入っていたという。彼女の演じたメアリー・オースティンは物語上の重要人物だし、ライヴ・エイドのシーン(セットの関係で最初に撮ったはずだ)に彼女も出演しているのでにわかには信じ難い部分もあるのだが、やっぱりあの映画の重要な部分を撮ったのはデクスター・フレッチャーなのだなと思わされた。

news.yahoo.co.jp

 

そもそも今に始まった話でもない

先述のVF誌の記事では、「エスクワイア誌が水面下で記事を準備しているとの噂がある」と示されているが、シンガーもこのことは理解していた。VF誌の報道から遡ること2週間ほどの10月半ば、シンガーはInstagramでこんな投稿をしている。冒頭の段落でシンガーは次のように述べ、エスクワイア誌を鋭く糾弾している(ところで冒頭で示した『アトランティック』誌の訴追記事は、元々『エスクワイア』誌の記者たちが書いていたものを、『アトランティック』誌へ持ち込んだものだと示されているので、なかなかに闇が深い)。

「そのうちエスクワイア誌が自分に関する否定的な記事を出すかもしれないというのは知っていた。彼らは私の友人、同僚、そして私が知りもしない人間と連絡を取っていた。些細な告発で誰かのキャリアが傷付けられてしまうという今日の風潮の中にあって、エスクワイア誌がやろうとしていることは真実に対する向こう見ずな無関心であり、架空で無責任な推定を考えつくことなのだ」——Instagram post by Bryan Singer • Oct 15, 2018 at 9:06am UTC

 
 
 
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Bryan Singerさん(@bryanjaysinger)がシェアした投稿 -

 

この投稿でシンガーが(ほれ見ろと言わんばかりに)読んでほしいと呼びかけているのは、2017年12月に出されたハリウッド・レポーターのこの記事である。シンガーを訴えた原告の弁護士を務めることになったジェフ・ハーマンには、レイプで告発された過去があるというのである。こういう話が出てくること自体闇が深いのだが、注目すべきはここではない(事実だとしたらとんでもない話だが)。この記事の冒頭に付けられた要約文で、"In the news for suing Bryan Singer (again),"、つまりは「ブライアン・シンガーの訴訟は初めてではない」と述べられているのだ。

www.hollywoodreporter.com

2017年12月の訴訟問題

そもそもシンガーがこんな投稿をすることになったきっかけは、2017年12月にセサル・サンチェス=グスマン(Cesar Sanchez-Guzman)*2という人物から、未成年だった2003年にレイプ被害を受けたという訴訟を起こされたことに起因している。報道があったのは12月7日のことで(下記TMZ)、『ボヘミアン・ラプソディ』解雇報道があったのが12月4日だから、タイミングとしては最悪の状況だった。

www.tmz.com

この顛末については『アトランティック』誌でも触れられているが、そこでは次のようにまとめられている。フォックスが訴訟の話を本当に知らなかったかは分からないが、狙い澄ましたようなタイミングだとしか言い様がない。

"According to multiple sources, Fox had no idea that the Sanchez-Guzman lawsuit was coming when the studio fired Singer. Still, Sanchez-Guzman’s claims shouldn’t have been much of a surprise. Almost from the moment his star began to rise, Singer, who is now 53, has been trailed by allegations of sexual misconduct."

拙訳)「複数の情報源によれば、フォックスは、スタジオとしてシンガーを解雇した時、サンチェス=グスマンの訴訟が準備されているとは知らなかったという。しかしながら、サンチェス=グスマンの訴えは、大きな驚きで迎えられたというわけでもなかった。彼がスターダムを駆けのぼり始めたほとんど最初の時から、シンガー、現在53歳の彼には、ずっと性的不品行の訴えが付きまとっていたのだ」—Bryan Singer’s Accusers Speak Out - The Atlantic

そして12月8日には、『アトランティック』誌でも触れられているように、ブレット・タイラー・スコペク(Bret Tyler Skopek)という人物に接触したインタビュー記事が出た(Deadline.com)。彼はこの中で、ティーンだった頃にシンガーのボーイフレンドとなり、ドラッグと乱交パーティまみれという荒んだ生活を送ったことを明かしている。

deadline.com

2014年の話

これだけじゃ1件じゃないかと息巻く人もいると思うが、それはちょっと気が早い。シンガーは2014年に性的虐待(レイプ強要)の疑いで、マイケル・イーガンという人物に訴えられている(映画.com)。この直後には匿名の別人物からも同様の訴えを起こされた。丁度『X-MEN:フューチャー&パスト』が公開間近だったので、弁護士は「売名行為だ」とするコメントを出したが、この構図は『ボヘミアン・ラプソディ』が賞レースを賑わせる中『アトランティック』誌の記事を出され、弁護士を通じて反論記事を出した今日のシンガーと重なってしまう。

eiga.com

この訴訟により、シンガーは『アポカリプス』の監督に内定していたにもかかわらず、一時交渉ストップとなってしまう。結局は原告の訴訟取り下げにより再交渉に入って監督に就任したが、やっぱりボラプ降板騒動の時のフォックスのコメントは何か嘘くさい感じがしてしまう(この訴訟が本当の話だったかという問題はさておき)。

eiga.com

そもそもの始まり:『ゴールデンボーイ』訴訟

『アトランティック』誌でもかなりの誌面を割いて特集されているのが、彼の成功を決定づけた『ゴールデンボーイ』"Apt Pupil"('98)を巡る一件である。

 

シカゴ・トリビューンが2014年の訴訟に際して発表した記事でも、シンガーがこの映画で未成年のエキストラにヌードを要求して訴訟に至った話は掲載されている(シカゴ・トリビューン、2014年4月18日)。『アトランティック』誌では、和解に至った後全員が秘密保持契約にサインさせられたとあるが(原文はこう↓

The Los Angeles County District Attorney’s Office declined to press any criminal charges; the suits—which alleged negligence, unlawful sexual harassment, invasion of privacy, and intentional infliction of emotional distress—were settled for an undisclosed sum, and all parties were bound by confidentiality agreements.

拙訳)「ロサンゼルス郡地区検事局は、いかなる刑事告訴も拒否した; この訴訟——過失、違法なセクシュアル・ハラスメント、プライバシー侵害、意図的な精神的苦痛を与えた疑い——は全て金額非公開の和解で解決され、全員が機密保持同意にサインさせられた」—Bryan Singer’s Accusers Speak Out - The Atlantic

)、この訴訟の存在自体は前々から知られていたのだ。実のところを言うと、『エンターテインメント・ウィークリー』が1997年5月2日に報じた記事がオンラインで読めるくらいである(デヴィッド・セント・アルビン(Devin St. Albin)という14歳のエキストラが、自分や他の未成年者に対し、監督がストリップ、つまりはヌードを命じたとして訴訟を起こしたと報じられている)。

 

先述の通りこの作品は、スティーヴン・キングの同名作品を基にしている。主人公はトッドという少年と、身分を偽って暮らしているナチス強制収容所の元指揮官クルト・ドゥサンダーのふたり。前者をブラッド・レンフロ、後者をイアン・マッケランが演じた。レンフロは2008年に薬物のオーバードースで急逝しているが、その影には、シンガーとの『ゴールデンボーイ』撮影中の付き合いがあったのではないかという邪推までしてしまう。何せ『アトランティック』誌が接触した情報筋によれば、シンガーはレンフロのことを時折「ボーイフレンド」だと呼んでいたらしいが、この時1982年生まれの彼は15歳になったくらいだったのである(『ゴールデンボーイ』の制作は'97年、封切りは'98年)。

eiga.com

www.youtube.com - 予告編

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 そう言えばこないだスターチャンネルかどこかで無料放送していた気もするが……

 

近々監督復帰か?

ボヘミアン・ラプソディ』からの解雇後、訴訟問題もあってすっかり失脚したシンガーだが、『レッドソニア』の監督で監督業に復帰するのではないかと囁かれている。この作品は'85年に作られた同名作品のリブート作品だ。この件に関する『アトランティック』誌掲載記事の反応は実に冷ややかで、かつ皮肉っぽい……

"The protagonist of Red Sonja is a survivor of sexual assault."(ところで『レッドソニア』の主人公は、性的暴行の被害者という設定である)Bryan Singer’s Accusers Speak Out - The Atlantic

eiga.com - 2018年9月20日、この記事でもシンガーの姿は『ユージュアル・サスペクツ』で共に名声を得たケヴィン・スペイシーに重ねられている

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190217追記) レッドソニア制作の続報

続きを出す出す詐欺の状態で申し訳ないのだが、まずレッドソニア制作の続報について。シンガーの復帰作と目されていた『レッドソニア』だが、この度企画の凍結が発表された。流石にこの状況でシンガーを使ってはいられなくなったということか。内容はTHE RIVERで詳しく扱われているのでご一読を。

theriver.jp

 

190203追記)沈黙を破ったラミ・マレック

サンタバーバラ国際映画祭に登場したラミ・マレックがコメントを発表。シンガーの被害者だと訴え出た人々は、「彼らの声を聴いてもらうのに値する」のだ('Bryan Singer’s alleged victims "deserve to have their voice heard"')と発言した。一連のコメントは以下のTwitterモーメントにまとめられているが、「[シンガー]との仕事は全く楽しくなかった」とまで発言している。マレックとシンガーとの確執はまことしやかに語られつつも噂の域で推移していたが、ここに来て本人の口から裏付けになるような発言が出て来た形だ。賞レースシーズン後半に入り、『ボヘミアン・ラプソディ』という作品と、シンガーの不品行を切り離して考えてほしいという意図もあるだろうか。いずれにしろ、この問題について長らく口を閉ざしてきたマレックから、こういう発言が出てくるのは、この問題も行くところまで行き着いたなという感じがする。

twitter.com - Twitterモーメント

"I've sat here and talked about how everyone deserves a voice and anyone who wants to talk about what happened with Bryan deserves to have their voice heard," Malek said. "In my situation with Bryan, it was not pleasant, not at all. And that's about what I can say about it at this point."——Rami Malek Opens Up on Bryan Singer: "It Was Not Pleasant" | Hollywood Reporter、2019年2月1日

 

このTwitterモーメントをシェアしていたモンティ・パイソンエリック・アイドルのコメント。全くもってその通りであるという気がする。(先述の通り、『ボヘミアン・ラプソディ』はシンガーの解雇後デクスター・フレッチャーがこれを引き継いで完成させたが、全米監督協会の「1作品に1人の監督」"One director to a picture"という決まりにより、シンガーがクレジットされることになった)

 

第2弾記事はこちら。

mice-cinemanami.hatenablog.com

関連:ブライアン・シンガー

*1:この映画のタイトルは「危険な場所」という意味の成句 "Lion's Den"だが、どうやらこの時には長年の盟友ジョン・オットマンとの共作を始めているようだ(IGN)。オットマンは『ボヘミアン・ラプソディ』の映画音楽と編集を担当している(当ブログでの一連の映画賞記事参照)。

*2:彼はシアトル出身とされているが、『アトランティック』誌の記事を読むとメキシコ系ということが分かるので、名前はスペイン語読みとした。

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