ちいさなねずみが映画を語る

すきなものを好きなだけ、観たものを観ただけ—

どこを取っても魅力的なふたりのエマ - 映画『クルエラ』

ちょっと遅くなったが、映画『クルエラ』"Cruella"('21)を観てきた。ディズニー映画『101匹わんちゃん』に登場する悪役をタイトルロールに据え、その役にエマ・ストーンを持ってきた。元々ずる賢い悪役も大得意なエマ嬢なので、制作の噂を聞いたときから楽しみにしてきた一作だが、蓋を開ければどこを取っても魅力的なふたりのエマの応酬だった。

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娯楽映画なのでネタバレは無しでいけるような気もするが、ここは一応ネタバレもあるかもしれない記事にしておく。

※ ネタバレあるかも! ネタバレあるかも! ネタバレあるかも! ※

 

 

悪役に魅力的なストーリーを与えるのこそ

あらすじを書いてもいいのだが、この作品は「隠された事実」のもつれた糸かせをディズニーばりに(いやディズニーなのだが)ほどいていくから面白いのであって、書き過ぎると本末転倒なので、今回の記事では敢えて省くことにする。

 

この作品は、ここ数年続くディズニーの実写映画化シリーズの新作だ。原作になったのは1961年の『101匹わんちゃん』だが、実はこの作品は既に2回実写化されており(『101』、『102』)、今回は3作目のスピンオフということになる。悪役にスポットを当てた実写作品という面では、アンジェリーナ・ジョリーが主演した『マレフィセント』('14)以来の作品だ。

 

マレフィセント』の時にも感じたが、ディズニーはヴィランを決してただの悪者にしておかない。どんな役にもとびきり魅力的なストーリーを用意して、悪役ですら愛すべき人物にしてしまうのがディズニーなのだ。『白雪姫』でりんご姫をいじめる継母は、世界一の美しさを求めるが故に歪んだ心になった人物だった。『リトル・マーメイド』のアーシュラは、アリエルの美しさと声を妬ましく思い、それを奪い取ってしまう女である。アニメ作品の悪役たちが軒並み、「ディズニー・ヴィラン」と呼ばれて愛されているというエピソードでもよく分かるだろう。

 

枠組み自体はアンジェリーナ・ジョリーがタイトルロールを演じた『マレフィセント』とさほど差はなかったと思う。主人公の知らない隠された過去がどんどんほぐれていき、ディズニー・ヴィランの人間的な魅力を引き出して、最後にはヴィランの虜にしてしまう。マレフィセントもクルエラも、アニメでは自分の利益に貪欲なとびきりの悪役として描かれているが、単なる悪役に留まらせない一面を実写で掘り下げていくのは如何にもディズニーといった手法だ。ディズニーはここのところ勧善懲悪というより「みんなにそれぞれ理由があるんだぜ」という物語を好んでいて、この作品もそういう「物語の捉え直し」という軸の上にあるんだなあと思わされずにはいられなかった。

 

しかしながら、これらふたつの作品は、ジョリーとストーンという「物言うプロデューサー女優」が一枚噛んでいるので、単なるガールズパワーという作品に収まっていないのがとてもよい。マレフィセントもクルエラもとびきりの悪役だが、たまたまワルが女性だっただけで、彼女たちはその特徴を活かすべくとびきりの衣装で悪事に繰り出す。今作ではファッショニスタの世界が舞台なので、着飾ることも物語の本筋に入っていて、そこも面白いポイントである。

 

ところでエマ嬢が製作総指揮に名を連ねていたのは当然だが(実際彼女は最近の出演作でわりかし製作に積極参加している)、もうひとりグレン・クローズが名を連ねていた。クローズと言えばアカデミー賞7度ノミネートの実力派女優だが、実は先述の実写版(『101』『102』)でクルエラを演じた女優でもあった。『メリー・ポピンズ』の時もそうだが、ディズニーはこういう過去作への密かなオマージュというのをきっちり盛り込んでくるなあと思う。

 

よくも悪くもディズニーらしい作品

先程筆が滑ってガールズパワーの話を書いたが、この話は良くも悪くもディズニーなので、話の流れがどこか現代のポリティカル・コレクトネス(political collectness)の中にあるような気がする。例えばアーティというキャラクターはディズニー実写では初のオープンリー・クィア*1なのだが、『美女と野獣』のル・フウの人物設定しかり*2、アーティしかり、ということで、両者は同じ話の流れにある。しかしながら、残念なことに舞台は1960年代〜70年代のイギリスだ。イギリス社会は今でこそLGBTQの人々に大変寛容だが、この頃は露骨にホモフォビアがはびこっていて、アーティのような人物が自由に生きていけるような社会ではなかったはずである。勿論彼のような人はいて、自分のブティックを開いて生きていたかもしれないが、『パレードへようこそ』さながら投石だの落書きだのが横行して*3、あんな綺麗なディスプレイが保てたかどうか怪しいものだ(因みに『パレードへようこそ』は1984〜85年の話)。またこの時期は『空飛ぶモンティ・パイソン』のテレビ版が放送されていた時期でもあるが、パイソンズのメンバーであるグレアム・チャップマンが途中までゲイであることをひた隠しにしていたのも有名な事実である。その後チャップマンは著名なゲイの人権活動家(gay rights activist)になったが、それでもパイソンズのスケッチにはゲイを茶化すものがいくらでもあるし、そこからは容易に当時の空気感が読み解ける*4。ほぼみんながバイセクシュアルだったろうと知っているクイーンのフレディ・マーキュリーだって、生前は自身のセクシュアリティについて決して明言しなかったし、当時はそういう時代だったのである(因みにフレディは91年没)。

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もうひとつこの作品には、やたらと日本だとかアジア人の影がちらちらと見えてしょうがない。大きくなったホーレスが盗みの成果を自慢するシーン、何故だか彼は木枯らし紋次郎みたいな格好をして登場する(ここは劇場で普通に笑いが起こっていた)。また、リバティにもバロネスのブティックにもちらちらとアジア人の店子が登場する。しかしながら、何度も言うがここは1970年代だ。いくら中華系や日本人とイギリスとの繋がりが強いとは言っても、あの当時街を歩けば日本人、という程に東アジア人がいたとは思えない*5。恐らくこれは、オスカーの授賞式でフランシス・マクドーマンドが声高に宣言した「インクルージョン・ライダー」を念頭に置いたキャスティングだろうと思う。確かにアジア人俳優に機会は与えられるべきだ。それでも、どう考えても黒人やインド系がもっといそうな時代背景において、東アジア系をちらほらと配置するのはまた違う話なのである。

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はっきりしたことを書いてしまうが、ディズニーは敏感に社会問題を嗅ぎ取って「やってますよ」感を出すのが得意な会社だ。でも所詮はアメリカ企業であって、舞台となっている国の歴史より、今のアメリカで問題となっていることの方が前面に出てしまうことだって多い。だからこの映画はよくも悪くもディズニーらしい作品なのだ。

 

ダルメシアンは実は凶暴

ディズニー映画のせいで可愛いイメージの付いたダルメシアンだが、実は元々猟犬で、なかなかタフだし警戒心が強いのは有名な話だ。『クルエラ』では自分たちが招いた種だからというのか、やたらとダルメシアンの凶暴な面が強調されている。何ならクルエラもといエステラがダルメシアン嫌いになる原因もそれだ。なんだか楽屋落ちみたいで面白い。

 

『101匹わんちゃん』では躍起になってダルメシアンの毛皮を集めていたクルエラだが、実は『クルエラ』ではただの1枚もダルメシアンの毛皮を得ようとしない。途中でダルメシアン柄のスカートが登場して、観客はみんなヒエッとなるものの、その直後にバロネスの愛犬3匹が揃って登場して、あれはただのブラフなのだということが分かる。『101匹わんちゃん』であんだけご執心だったクルエラなら、恨んだ相手の犬くらいなめしそうなものだが、そこはディズニー映画なので、ということなのだろうか。エンドロールの "no animal harmed"(動物は傷付けられていません)という言葉が滑稽だ*6。そう言えば「動物は傷付けられていません」って出てくる伊坂作品は『陽気なギャング』だっけ?

——久遠くんが動物大好きなのでこの作品も動物に優しいです

 

アトラクションのような驚異的な導線

——今週のお題「住みたい場所」

筆者の邪推ばかり書いていてほとんど筋書きの話をしていなかったが、主人公のエステラ嬢は、ロンドンの華やかなファッション界に憧れながらも、寄宿学校で筋金入りの悪ガキとして名を馳せていた。彼女はひょんなことからロンドンに棲み着くことになり、ガイドブックで何度も眺めていたリージェンツ・パークが、心の支えになる。凄くどうでもいいが、実はリージェンツ・パークはシャーロック・ホームズの本拠地ベーカー街221Bの目と鼻の先なので、この描写にホームジアーナの筆者は大変わくわくしてしまった。1度は行ってみたいし住みたい場所が、エステラの憧れとして描かれるので、彼女と同じ気持ちになってわくわくしてしまう。

因みに彼女がロンドン入りするシーンで、ザ・マルとバッキンガム宮殿が映っていてもういっちょわくわくしてしまった。ザ・マルは2012年のロンドン五輪2017年の世界陸上競歩などの会場に使われた場所だが、ロンドンと言えばここ!というような風景でもあり、『メリー・ポピンズ リターンズ』でもしっかり登場していた(点灯夫たちがビッグ・ベンへ急ぐシーン)。

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大きくなったエステラはリバティ百貨店に潜り込んで働くことになるが、実はこの店はロンドンいち有名な百貨店だ。日本で言えば銀座三越に彼女が潜り込むみたいなものである。地下でせっせとトイレを磨くエステラから、リバティで働く従業員たちを写して戻っていく一連の長回しが、驚異的なカットだった。まるでディズニーのアトラクションのような驚異的な導線。……いや、勿論ディズニー作品なのだが、あの一瞬のカット割りには恐ろしさすら覚えるほどの感動を覚えた。

 

よくもまあこれだけのキャストを

赤毛のエマ嬢、白い髪のエマ嬢

今作のエステラ/クルエラは、本来黒と白のツートンカラーの地毛のところ、リバティで働き始めてからは見事な赤毛に染め直し、バロネスの右腕にまで登り詰めていく。この演出は、エマ嬢自身のキャリアを考えてみると面白い展開だ。

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『ラ・ラ・ランド』まで至るえまごず3部作で見せた赤毛が大変有名なエマ嬢だが、実は彼女の地毛は結構明るいブロンドだ。何なら結構白に近いくらいで、『バードマン』出演時の髪色が一番地毛に近いのではないかと思う(あとはガーフィールド版『スパイダーマン』のグウェン・ステイシー役もなかなか近い)。ところが彼女は、アリゾナから出て来た当初、役者として全く売れなかった。彼女が今のキャリアを掴んだのは、髪の毛を赤毛に染め直したのが転機とも言われている*7。ストーンと言えば赤毛の印象だが、実はこれは作られたエマ嬢の姿なのだ。

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今作でもエステラは、本来の白黒の髪を染め直し、赤毛になってファッション界に潜り込んでいく。そして成功を掴み、さあこれからはわたしの時代だ、というところで、元の白黒の髪を露わにするのである。エマ嬢の紆余曲折のキャリアを知る者として、この演出と彼女のキャリアが重ならないわけがない。エステラがチャンスを掴んだあの赤毛は、エマ嬢に今のキャリアを与えた赤毛でもあるのだ。

 

ちらっと『バードマン』の話が出て来たが、エステラがすっかりクルエラになった後、ベランダでひとり黄昏れるシーンで、この映画を思い返さずにはいられなかった。この映画にもエマ嬢演じるサムがひとり黄昏れるとても美しいシーンがある。リバティのシーン以上に驚異的な長回しのシーンが含まれているので、是非1度観てほしい。

 

魅力的なもうひとりのエマ

そしてエステラと酷く対立することになるバロネスを演じるのは、もうひとりのエマことエマ・トンプソンである。エマ嬢も見事なブリティッシュ・アクセントを見せていたが*8、トンプソンはトンプソンでザ・イギリスの芸能一家というような経歴なので、一歩も譲らない。

 

バロネスとして着飾り立てたトンプソンの姿は、最初カメレオン俳優なのかと思わせるほどの変装ぷりだ*9。しかしながら、悪役として『101匹わんちゃん』のクルエラに負けず劣らず暗躍していく様子で、少しずつ彼女の俳優としての力量が漏れ出していく。この配役はさながらアメリカとイギリスのエマ一騎討ちというような感じだ。そしてどちらも悪役大好きな俳優なので、活き活きと、そしてとことんまでぶつかり合いを見せる。

 

彼女の役名は字幕でも「バロネス」となっていたが、正確には「男爵夫人」というのが正しいと思う*10。同じ呼称で女男爵を示すこともあるが、男爵と結婚したというくだりがあったので、結婚して男爵夫人になったのだろう。

【ネタバレ注意!】

イギリスの貴族制度をちょっと囓っていると、彼女がエステラの存在を知って抹殺したがるのも腑に落ちる。彼女は飽くまで結婚して男爵夫人になったのであって、未亡人になった今でも夫の財産を使って生きているが、直系の子孫がいるとなると話が変わってくる。この場合、エステラに当主としての権利が移り、彼女は女男爵; バロネスを名乗ることもできるのだ*11。因みにこの辺の相続の話がめんどくさくて揉めているのが『高慢と偏見』である。ベネット家の財産は限嗣相続で、女ばかり5人産まれてしまったので、親たちは娘たちが金持ちと結婚して幸せに暮らせるよう祈るしかなかったのだ。

 

つよしの髪があるのはずるい

いやもうこれはほんとずるい。この映画の全てをつよしが持って行った気がする。

 

バロネスの側近として傅くジョンを演じるのはマーク・ストロング。元々『キック・アス』で見せたように悪役が大好きな俳優なので、最後までどっちに転ぶか分からないなあと思っていたのだが、蓋を開けたらこっちサイドだった*12。こういうところも含めて、この映画の全てをつよしが持っている気がする。

 

つよしと言ったらつるっぱげ、つるっぱげと言ったらつよし、というくらいスキンヘッドがトレードマークなマーク・ストロング*13。だからこそ唐突に髪ありつよしを見せられると我ら洋画クラスタは大変弱い。もう過去の髪ありつよしが観られるので劇場に走って下さい。これが一番の感想かつネタバレだ。

——上が髪なしつよしで下が髪ありつよし、そして両方に出てくるコリン・ファース

 

(中身全くない節書いてごめんなさい、それくらいあのつよしを観に劇場へ走ってほしい笑)

 

『スマイル』で溢れ出る『ジョーカー』感

本当はこの作品の音楽をあの『ムーンライト』のニコラス・ブリテルが務めたことに触れたいのだが(あれ以来すっかり売れっ子音楽家で嬉しい限りだ)、ひとつ曲の使い方が気になってしまって、それどころではなくなってしまった。問題の曲は『スマイル』だ。丁度クルエラが悪事に向かうシーンで流れていたように思う。

 

実はこの曲は、DCコミックス作品ながら金獅子賞に輝いた映画『ジョーカー』で酷く象徴的に使われている。ヴィランを中心に据えた映画でこの曲を使ってしまうと、ああ、この映画ではあの作品のようなことがやりたかったのだな、と当然考える。元々ディズニーは世界各地の物語を「ディズニー化」してきた会社だし、だからこそ余計にそう考えるのかもしれない*14

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『ジョーカー』は悪役誕生の影にあった社会の闇を描いた作品だった。ディズニーはクルエラという悪役を描くのに、どういう手法を用いたのか? そういうところに目を付けるのも面白いかもしれない。

 

おしまい

筆者がのんびり記事を書いているうちに映画の公開からはかれこれ1ヶ月余り経ってしまった。今作は劇場と配信が同時公開されたので、既にAmazonなど大手配信サイトで映画を観ることができる。是非ふたりのエマの魅力的な悪役の応酬を観ていただきたい。

クルエラ (字幕版)

クルエラ (字幕版)

  • エマストーン
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あとこれは凄くどうでもいいのだが、どっかでこの曲が流れたら良かったんじゃないかなという曲を最後に付けておく。朝ドラ『エール』の最終回良かったですよね。

 

関連:クルエラ / エマ・ストーン / エマ・トンプソン / マーク・ストロング / クレイグ・ガレスピー*15

*1:openly queer、LGBTQであることを周囲に明らかにして生きている人のこと

*2:ガストンの腰巾着として生きているル・フウには、エマ・ワトスンが主演した2017年版の実写映画で、実はゲイで密かにガストンへ思いを寄せているという設定が追加された。LGBTQの人々が世の中にそれなりいるというのは確かな事実だが、ディズニーがこういうことをやるといつも小手先のような感じがしてならない(ポリコレの概念を敏感に突っ込んでくる割に、ジョン・ラセターのセクハラ問題は明るみになるし、何なら創業者のウォルト・ディズニーは黒人差別主義者だった。昔の作品にはそこそこアジア人差別も登場する)。正直筆者もストレート・アライではあるので、普通の映画にLGBTQが普通の役として出てくるようになればな、とは思うのだが、、、

*3:この話は、1984〜85年にかけてウェールズで起きた炭鉱労働者ストライキの期間に、国民の多くがそっぽを向く中、同性愛者たちのコミュニティが活動に共感して金銭支援を行い、それをきっかけに両者の交流が生まれたという実話を基にした映画である。作中、同性愛者たちの活動を快く思わない市民たちが、事務所にもなっていた本屋を襲撃して、ゲイの店主を袋叩きにするシーンがある

*4:勿論、チャップマンの後にもスティーヴン・フライやマット・ルーカスなど、ゲイのコメディアンは何人もいるが、彼らもゲイを茶化すような作品は結構作っているので、これは最早イギリスコメディ界のお約束と言ってもよいのだが

*5:1970年に放送されたパイソンズの『バカ歩き省』"Silly walks"で「日本人は頭の上でくるくる足を回して……」というようなネタがあるので、それを考えてもまだまだ日本は異国の地だったはずである(問題のシーンは2分50秒頃〜)。また『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(BTTF2)でマーティは日本人の上司相手に「シャチョサン!」と叫んでいるが、この映画だって1989年だ

*6:【ネタバレ】そう言えばラストシーンの贈り物が『101匹わんちゃん』に繋がる展開になっている。……流石にあれはこの話の中で1番のご都合主義のような……

*7:調べてみるとダークブラウンに染めてその後ジャド・アパトーの進めで赤毛にしたらしい。ところで赤毛は西洋だとちょっぴり嫌われていたりもする色なのだが……

*8:もっともそれができるのは既に証明済みだったのだが☞

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*9:まあトレローニー先生だって最初「えっ誰?」というような感じだったので、その片鱗はあるのかもしれない。

*10:但し翻訳は安心と信頼の松浦美奈さんなので、「ハウス・オブ・バロネス」の呼称など含めて、迷った末の「バロネス」表記なのだと思っている

*11:バロネスは結婚して男爵夫人になっただけの女性だが、エステラが家督を継いだ場合は、当主としてのバロネス; 女男爵になることができる

*12:ネタバレを防ぐためにわざとぼかしている

*13:「ストロング」なので「つよし」という安直なジャパニーズ愛称である

*14:実は『メリー・ポピンズ』の原作者パメラ・トラヴァースは、そういうディズニーの姿勢を嫌っており、この作品の映画化までには紆余曲折あった。その様子を今作にも出演したエマ・トンプソン主演で描いたのが『ウォルト・ディズニーの約束』である☞

*15:そう言えばガレスピーは『ラースと、その彼女』とか『アイ, トーニャ』で知られるのだが、両作品ともめちゃめちゃ観たいのにまだ全然観られていない(前者はごすりん案件で、後者はマーゴ・ロビーがトーニャ・ハーディングを演じた作品だ)。

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