【速報】ブリリア、年末年始の人気作配信祭決定(181224-190106)

年末年始の過ごし方を考えあぐねている皆さんに朗報だ。

先日ご紹介したブリリア・ショートショート・シアターで、2018年に配信した短編映画の人気トップ10が再配信される。

期間は2018年12月24日〜2019年1月6日。クリスマスイヴから十二夜までである*1。会員登録が必要とあるが、Twitter認証やFacebook認証もあるのでお気軽にどうぞ!

筆者としては忙しさにかまけて見損ねた『オフサイド』の再配信が決まって嬉しい限り。ついでに今回の配信作中で、自分が観た良作を軽くご紹介したい。

スーパーマン、スパイダーマン、バットマン - ルーマニア
お静かに - スペイン
ミッドナイト・オブ・マイ・ライフ - マーティン・フリーマン
サインスピナー - ティモシー・シャラメ
二人 - ベネディクト・カンバーバッチ
最後に

スーパーマン、スパイダーマン、バットマン - ルーマニア

sst-online.jpルーマニア発のハートフルストーリー。父と幼い息子が出掛ける準備をしている。勿論息子は言うことを聞かないし、余計なものを持ってくるし、なかなか準備が進まない。5歳児のせいで準備は行ったり来たり、バスの中でもなかなか静かにしてくれない。

——ところで、どうしてこの家には母親がいないんだろう? 家は父親が切り盛りしているので散らかり放題。もしや、この父親、逃げられたのでは……?

ラストはそんな邪推が過ぎったことすら恥ずかしくなる温かさ。幼い息子が一生懸命持って行こうとしていたものの正体に、是非注目してほしい。

お静かに - スペイン

sst-online.jp脳性麻痺の弟を持つ監督が実際の経験をベースに創り上げた作品で、ハビエルを演じるのは監督の実の弟だ。主人公ダニは、職場に着くや否や、弟ハビエルから呼び出される。図書館でインターンしているはずなのに何故? 駆けつけてみると、弟の障害をよく理解しない図書館員が、彼に働く上で瑕疵があると申し立てていた——

障害を持つ人が活き活きと暮らせる社会こそ、全ての人にとって生きやすい社会。そういったユニバーサルデザインなどの考えを再確認させる良作だった。

ミッドナイト・オブ・マイ・ライフ - マーティン・フリーマン

sst-online.jpマーティン・フリーマン主演、『ヴェラ・ドレイク』などに出演のフィル・デイヴィスが監督の短編作品。眼鏡を掛けていないので気付かなかったが、何と、『SHERLOCK』S1E1『ピンク色の研究』でタクシー運転手を演じていた人物だ!

www.youtube.com - 因みにこれはかなりシーンが進んでいて、事件の核心に迫っている。未見の方はネタバレ注意⚠︎

そして説明文を読んでいて気付いたのだが、この作品の舞台は、『ボヘミアン・ラプソディ』でも描かれた1985年7月のライヴ・エイド当日だ。マーティンが演じるのは、この舞台に立つことが叶わなかった、元スモール・フェイセズのスティーヴ・マリオット。『ボヘミアン・ラプソディ』でクイーンが再起を誓ったように*2、マリオットはパブでのある出来事をきっかけに、再び前を向く活力を得る。マーティンは自分でプロデュースしたアルバムを出したり、ひっそりと街でDJしていたり、ポール・ウェラーと仲が良かったり*3、なかなかに音楽好きなので、この役も楽しんでいたのだろうなあと思う。

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