コマンダンテ解散に寄せて

いやもう、まじかよ、しかありません。ゴールデンウィークだ映画観ようぜイヤッフー!みたいな記事を書くつもりだったのに(☜これは本当に書きます)、映画館を出て開いたinstagramで推しの解散を突きつけられて絶句しました。

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昔話
安田くんのおやすみ
邪推だから理由は問わないが
おしまい

あまりに絶句したので今回はもうここで「続きを読む」です。☞

昔話

コマちゃんとの出会いは大体2年くらい前の話で、例によってM-1の振り返り動画でずぶずぶと沼に嵌まったというそういうやつだ*1。当時のコマンダンテは大宮のスーパーサブみたいな立ち位置で、マヂラブの乱(=2020年のM-1グランプリ)で大宮セブンがはじけてあちこち引っ張りだこになる中、不在の主役に代わって劇場を埋めていたというそういうコンビだった。大宮セブンよりも大宮よしもとの舞台に立ち続けて劇場を下支えしていたコンビだったからこそ、去年の3月に大宮セブン加入が発表された時も、「あー、まあそうでしょうね(順当ですよね)」という反応になった気がする。加入をずっと断り続けていたという噂もあったし。

mice-cinemanami.hatenablog.com - 沼に嵌まった当時の記事

賞レースの上では結成ごく初期の2004年に旧M-1グランプリで準決勝に行ったという輝かしい成績を持っているが、実力派ながら賞レースではどうもはじけず、新生M-1グランプリでも成績としては準々決勝止まりであった。早口まくし立て漫才よりのんびり聞けるラジオのような漫才が好きな筆者にとってはお気に入りだったものの、M-1決勝に出てくるようなコンビの流れとは異なっていたのもまた事実である。決勝に行けるようなネタを書くのもそうだし、コマちゃんが賞レースで認められるような世の中になってほしい、ぶっちゃけもっと売れてもいい、と思っていたのだが、解散してしまった。因みに2016年にはytv漫才新人賞優勝、また上方漫才大賞新人賞も獲得している。

mice-cinemanami.hatenablog.com

※投稿後追記：ひどくどうでもいいのだが、ここのM-1-2022記事で間違ってコマちゃんは2022年がM-1ラストイヤーと書いていたのが、現実になってしまって泣いている。本当は今年がラストイヤーになるはずだったのだが、、、

安田くんのおやすみ

はっきり言えば大宮は新幹線で一駅なので足繁く通えばよかったのであるが、コロナ禍だとか自分の仕事だとかを言い訳にしていて、結局大宮よしもとに足を運ぶことはなかった。大宮セブンに入って少しずつ全国区の仕事が増え、やっと全国ツアーを組んでくれたと思ったら、その矢先の解散だ。8月の仙台公演もきちんとチケットを取っていたのにすこぶる悔しい。

地方民で情報に疎かったし、元々SNSをあまり更新しない安田くんに加えて石井くんもSNSのおやすみを取っていたので(石井くんinstagram)あんまり事情は分からなかったが、どうやら安田くんが3月くらいからお休みを取っているらしい、という情報はちらほら聞こえてきていた。元々コマンダンテふたりでやっていた仕事も突然石井くんだけになったり、という話はぽつぽつと見えていて、今考えればそれは前兆だったのだろう。

邪推だから理由は問わないが

解散も、安田くんのおやすみも邪推だから理由は問わないが、もしかしたらこうなのかな、こうなのかな、という気持ちはあって、ちょっとしんどい。コマンダンテでどっちがすきですか? と言われたら断然安田くん派なので、余計にしんどい。ひとつだけ言うならば全国ツアー目前の解散だし、ふたりともよしもとに残るようなので、会社がどうこういう解散ではなさそうだが、それはそれでくるものがある。

石井くんはひとりでてくてくカフェ巡りをするような人なので、ひとりでも普通にやっていくのだと思う。おやすみしていた安田くんも芸人は続けるようなので、ちゃんと戻ってきてくれるかな、とは思う。

全国ツアーのチケットは払い戻しがあるようだが、コマンダンテというコンビをそっと心にしまっておきたいので、チケットは払い戻さず手元に残しておきたい。ふたりの選んだ結論はひどく寂しいものだが、ふたりの芸人としての将来に幸あれと思う。