ちいさなねずみが映画を語る

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銀河一当てにならないSW9レビュー - 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

遅ればせながら昨年末に公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』"Star Wars: The Rise of Skywalker" の記事をお送りしたい。「レビュー」と銘打ってはいるが、実情はネタバレありでちょっと語りたいだけの小ネタ集である。

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!!! SPOILER ALERT! SPOILER ALERT! SPOILER ALERT! !!!
〜引き返すなら今のうちだよ〜
 

 

 

 

 

全編そこそこ笑いました、そうじゃなかった……?

最初に言い分けがましいことを書いておくが、筆者は『スター・ウォーズ』の熱狂的なファンというわけではない。公開前にネタバレは踏まないように頑張っていたけれど、それは大体どの映画でもやることであって、「公開日までネタバレをミリでも踏んだら死ぬ」とかそういうことではない。どちらかというと『スター・ウォーズ』も(ついでに言うとマーベルも)ちょっと外野から観ていて、斜めに観るからこそのおかしみを楽しんでいる気がする。

そういう目だから、というわけではないと信じたいが、SW9はそこかしこにおかしみの種がばらまかれていた。主人公たちの(はっきり言ってちょっと稚拙な)*1作戦を棚に上げても、流石映画娯楽の寵児JJが再び指揮を執ったとあって、ポーが昔扱っていた「スパイス」*2のような小ネタが沢山蒔かれていたと思う。何が言いたいかと言えば、そういう目で観ていた自分をちょっと正当化したいというそれだけの話なのだが……

 

序盤レイ一行が向かう惑星パサーナは「42年ぶりの祭り」だという。銀河中でファースト・オーダーとレジスタンスに二分された大戦争が行われているというのに、何とも呑気な星だなあ……というか砂漠の惑星で「42」とかほんとダメだと思うのよね。それ『銀河ヒッチハイク・ガイド』でしょ?(笑)

via GIPHY - 嘘でしょ……この映画もディズニーかよ……

銀河ヒッチハイク・ガイド [Blu-ray]

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このシーンの直後、オーチの船から出て行くチューイーとフィン、敵は空から来るのに走って逃げるなんて無理でしょ……と思ったら言わんこっちゃない*3。そしてメインキャラに彼の安否を散々悲しませておいて、次のカットで「はい生きてました〜」とかもうただのコメディでしかない(想定できたからこそ筆者は内心げらげら笑っていたが)。あと大分下ったとこではあるけど、突然のポーグまじで笑うでしょ。「あっごめん忘れてたけど出しとくね〜」って感じで。ライアン・ジョンソンとJJが全く違うものを作り上げた証拠でもある。

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それからポーがミレニアム・ファルコンで連続ジャンプしても絶対付いてくるファースト・オーダーのTIEファイターよ。あれほんとどんなワープシステム持ってるのか聞かせていただきたい。『銀河ヒッチハイク・ガイド』でもジャンプの限界超えればみんな編みぐるみになっちゃうし、GotG2でもジャンプの限界を超えればみんな変顔になるのに、どこまでもタフなヤツら……

www.youtube.com - 「700回もジャンプしたら限界超えちまうぞ!」(越えました)

 

そしてどんなにストームトルーパーがやってきても一撃必殺してしまうフィンポー、ただただ無敵すぎる。というかあれだけ人数がいるのにトルーパーが雑魚過ぎる。それも何も小さな子があちこちの惑星からかき集められてきたからためなのか。フィンもちょっと時期がずれていたらレジスタンスに一撃必殺される側だったのかなあと思うと余計にあれである。 一方最後の決戦ではレジスタンス側がGotGのラストばりにどかどか死んでいて不謹慎ながら笑ってしまう。おいJJ、もしかしてジェームズ・ガンの打ち立てたギネス記録でも破りたかったか? というかこれは「出来るなら一気に沢山人を殺したい」というディズニーの深層心理なのか?

eiga.com - 【GotGネタバレ注意】

 

何だか批判めいた茶化しばかり書いてしまったが、SW8で多くの謎を残し、迷走とも言われたシリーズを落ち着くべきところに落ち着かせたJJの手腕は賞賛されるべきものである。しかしながら、このSW9が、終わりありきで作られたという事実は曲げることができない。パルパティーンの再登場は予告編の段階でさっさか明かされていたし、その物語に「——すべて、終わらせる。」というキャッチコピーが付けられたなら、あのラストも予想は出来たものだろう。パサーナでの「実は生きてました〜」のくだり同様、登場人物は知らないが観客たちには知れ渡っている、という事実があまりに多すぎた。だからこそこの作品は所々笑えてしまうのだと思う*4

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筆者は何もSW9が大失敗の駄作だと言いたいわけではない。熱狂的なファンとも言えないし、スター・ウォーズの続編としての価値を書き連ねることもここでは控えたい。ただひとつだけ言いたいのは、SW9はみんなが望んでいた感動の一大スペクタクルだけではなくて、ファニーな一面も潜めた娯楽映画でもあったということである。

※ここで注意していただきたいのは、筆者は何も娯楽映画を貶めたいというわけではないという事実である。『スター・ウォーズ』のオリジナル三部作は、アメリカの娯楽映画を復権させた上に、銀河を巡る大河ドラマを載せた特異点だ※

 

今回も不憫なドーナル・グリーソン

ドーナル・グリーソンと言えば不憫。不憫と言えばドーナル・グリーソン。

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もうドーナル・グリーソンが出て来たら不憫なキャラクターでしかないんだろな、と思ってたらその通りでげらげら笑ってしまった。新々三部作通して、ドヤ顔で出ては潰されるキャラクターというのが一貫していたのは多少良かったかなと思う。カイロ・レンにも、レジスタンスにも、自分の思い通りの行動はしてもらえないハックス将軍よ。不憫過ぎるしこじらせ男子みたいな感じで最早「ウケる」しか感想が無い。でも役が薄っぺらいわけでもないのが面白い。

 

そしてドーナルは、ドMかどうか勘繰ってしまうくらい不憫な役が大好きな俳優である。もう映画界の数多の役の不憫さを「ドーナル」という単位で測りたいくらいである。新々三部作で最もドーナル指数が高いのはキャプテン・ファズマで、次点に今作のローズ・ティコが入る。ローズの出演シーンの短さに関しては色々言われてたが、SW8後に起こったケリー・マリー・トランへのルッキズム的批判が影を落としたのは間違いなく*5、トランのドーナル指数は正直キャプテン・ファズマより大分上だと思う。おい脚本陣、SW8で匂わせたフィンローズはどこ行ったんだよ……!

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そんな不憫なドーナル・グリーソンがまだまだ味わいたい人はこちらをどうぞ。あなたの好きなのは、勇ましくて不憫なドーナル? 両親を亡くしたプログラマで不憫なドーナル? 畑が荒らされまくるマクレガーさんで不憫なドーナル? 普通に不憫なドーナル? *6

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因みにドーナル・グリーソン演じるハックス将軍と、リチャード・E・グラント演じるプライド元帥のシーンは一部カットされていたらしい。どこまで行っても不憫なドーナルである。

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レイロは◯◯でも営めばいいんじゃないかな

今作でも使われたレイロ(=レイ+カイロ・レン)のフォースを介した対話能力。ただ話をするだけではなく、その時手にしているものを相手側に渡すこともできる様子であった。レイロさあ、もうそれ、宇宙を駆け巡って運送業とかやったらがっぽり儲けられそうじゃない?

STAR WARS レイと仲間たち

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そしてもうひとつ明らかになったのが、フォースを使った治癒能力。ファースト・オーダーとレジスタンスの戦いで傷付いた人も多いみたいだし、ついでに銀河中でお医者さんもやったらいいんじゃない? 個人的にはレイがカイロ・レンの傷を治すシーンでめちゃめちゃ笑った。服の穴から見えるCGがやたらリアルだったのと、あと最後服の穴が残ったのがお間抜けすぎて……だってドライヴァーのむきむきな腹筋に対して、穴の形が微妙なんだもの*7。あと絶対に決着が付かない長回しチャンバラ合戦でも大分笑った。あれもJJなりの原点回帰なんだろうなあ。皆さんご存じの通り、ライトセーバーの原型はジョージ・ルーカスが大好きな黒澤明作品から来ている。

そう言えばアダム・ドライヴァーはカイロ・レンの再演は最早望んでいないらしい。すごく悲しい、だって僕はまたマットくんが帰ってくるのを待ってたのに……*8そんなドライヴァーの新作はまさかのテリーGの『ドン・キホーテを殺した男』である。歌って踊ってコミカルなアダムが観られて草。1月24日公開なのでお楽しみに。

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レイロの話はTHE RIVERさんで取り上げられているが、個人的にはあのラストはSW7・SW8の全てをひっくり返してしまってなんか良くないと思う。力を持つもの同士フォースで対話してるくらいが丁度良かったはずだ。あと今作で色んな関係を散々匂わせておいてそれはないなと思った。

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死んだ人こそがっつり出て来て、生きている人こそ死んでいる

これはひとえに脚本の話。エピソード7の公開後急死したキャリー・フィッシャーがエピソード9までメインキャラとしてがっつり出て、今でもぴんぴんしてるマーク・ハミル(=ルーク・スカイウォーカー)とハリソン・フォード(=ハン・ソロ)の方が死んでしまうなんて……*9

 

SW7にキャリーが出演した時、彼女の失われたキャリアも盛り返すはずだと思われていたのに、まさか製作最中に急死してしまうなんて。キャリーが機上で危篤に陥った、その後亡くなったというニュースはリアルタイムで聞いていてとても驚いたものだ。きついジョークもかましていたけれど、ドラッグと愛に溺れ、最初から最後まで『スター・ウォーズ』に良くも悪くも狂わされた人生だった。シリーズ初期に肖像権を手放してしまったことも彼女の人生に暗い影を落としていた(ニューズウィークシネマトゥデイ)。でもそんなキャリーがSW8だけでなくSW9の最後までメインキャラとして出るとは思わないでしょ……! まさにレイアの言う通り、 "No one's ever really gone." (誰ひとりとしていなくなっていない)である。うっかりパルパティーンまで復活しちゃったしね。

レイアが力を使い果たして亡くなった後、その死を悲しむチューバッカの姿は本当に良かった。長年の盟友を失った悲しむチューイーの姿が良くて、普通にちょっと泣いた。ま、中の人はピーター・メイヒューからヨーナス・スオタモにバトンタッチしたんだけどね……

 

そしてSW7でその死が賛否両論となったハン・ソロスター・ウォーズに帰ってきた。ライアン・ジョンソンが監督したSW8では影も形も無かったから、JJが自分で蒔いた批判の種は自分で回収するとでもいったところなんだろうか。ハリソン・フォード飛行機事故起こしたり、SW7の撮影中に大怪我したり(しかも一歩間違えば死んでいた)、なかなか70代とは思えないここ数年だけれど、まだまだ元気だからそれでよし(?)。ディズニーではインディ・ジョーンズ5が2021年に封切りと言われていたが、SW9観に行ったらディズニーで別の新作が出ると聞いてめちゃめちゃ笑った。ハリソン、流石にアクティヴおじいちゃん過ぎる……(笑)

www.youtube.com - 元々フォックスだったけれど、ディズニーが買収したのでディズニーになりました

 

でもやっぱりねえ、みんなの驚きはさあ、あのイケメンなルーク・スカイウォーカーが、アメリカいちの面白おじちゃんになってたことだよねえ。マーク・ハミルのTwitterは結構面白いからフォローしてみてね!*10 ハン・ソロはまだ面影があるが、ルークに至っては「いや……どなたでしょうか?」というくらい昔と今の面影が違う。でもそんなルークが筆者は大好きである。ハミルの人柄も含めて。

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リブートした新々三部作において、第1作・SW7でレイを導いたのはハン・ソロだった。第2作・SW8ではルークがその役を担う。3作の脚本はバラバラに作られていたというから、これも穿った視点なのかもしれないが、恐らくSW9でその役目を担うのはレイアだったはずだ。その証拠に、ルークの"消滅"で修行が終わらなかったレイは、レイアの元で修行に臨んでいる。しかしながらフィッシャーの死で使える素材には限りが出て来て、レイを導く役は途中からルークへとすり替わる。代わりにレイアの出番は、カイロ・レンとのフォースを通じた交信に変更された(のだと思っている)。つくづくフィッシャーがSW9完結まで生きていればと思わされるのである。

 

まだまだ残る謎

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公開に当たったインタビューで、今作を手掛けたJ・J・エイブラムスは、敢えて謎を謎のまま残したと明かしている(上記 THE RIVER)。 JJはプリクエル三部作について、謎を明かしすぎだとして少し不満があるという。そのせいなのか何なのか、今作ではいくつも謎が残されたままになっていた。

 

例えばポーとフィンが互いに言いさした内容。本当に最後まで明かされない。フィン役のジョン・ボイエガもふざけたことしか言っていない(笑)。加えてフィンが何故フォースとライトセーバーを扱えるのかの謎も明らかにならないままである。前作でよい仲になっていたローズとフィンは? ポーとフィンとレイの関係性は?*11 フィンがフォースを使えるなら、他にもそういう人物はいるのだろうか?(例えばSW8でフォースを使える子どもが登場したことも指摘されている) などなどなど……*12

 

でもこれも何も、何かディズニーの戦略臭いのである。最後のシーン、基地へ凱旋したレジスタンスたちが喜び合うシーンで筆者の邪推は確信に変わった。その画面設計は、明らかにアメリカのディズニーランドに作られたスター・ウォーズエリアと同じだったのである。それは勿論そういうテーマパークだから、という意見もあるかもしれないが、単にそうで、報道公開の写真と全く同じ画角で映るなんてことがあるだろうか?

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今作ではレイアの「ドロイドを侮るなかれ」"Never underestimate a droid." という言葉通り、C-3POR2-D2、BB-8に加えて、新登場のD-Oまでが大活躍する(因みにD-Oの声はJJ自ら担当している)。でもD-Oが突然登場する必然性はゼロである。はっきり言ってBB-8だけで充分だ。なのにここにきてちょい役のドロイドを追加してきたということは、ディズニーがグッズ展開を多分に視野に入れていることの裏返しなのだと思う。

 

ラストシーン、レイはルークとレイアのライトセーバーを砂漠に埋め、BB-8と共に歩き出す。オリジナル3部作のおしまいなら、これで3人の冒険を見届けたという達成感に浸っただろう。プリクエル3部作のおしまいなら、ここからオリジナル3部作の物語が始まるのだという、先を知るがゆえの感情が湧き起こるだろう。しかしながら、今わたしたちは、既にこの先の物語、新々三部作が準備されているという事実を知ってしまっている。ディズニーのしたたかなサーガ戦略を前にして観客が思うのは、「このライトセーバーパルパティーンのように復活するのだろう、きっと布石なのだろう」というただの邪推である。最早純粋な気持ちで映画を楽しむことはできない。筆者が今作を少し斜に構えて観たのもそのせいな気がする。

theriver.jp - 新々三部作は『アバター』4作品と交互に公開される予定

ねえ、これは◯◯ー・◯ッ◯ーなの?

筆者が声を大にして言いたかったのはこれだ。ねえJJ、これは『ハリー・ポッター』シリーズだったの?

 

1番最初にそんな気にさせられたのは、オーチの船を探しに行った時、レイが傷付いたヘビをなだめてフォースで傷を治すシーンである。勿論後の伏線でもあるのだが、相手がヘビというのがちとまずい。ヘビとの対話は『賢者の石』でハリーが自らの力を知ることになる大事な一節だからである。

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次に思わされたのは、レイがパルパティーンの孫だと明かされ、血族か気高い意志かで揺れ動くシーンである。このシーンでカイロ・レンとのフォースを介した会話が鍵を握ってくるのは先述の通り。一方『ハリー・ポッター』シリーズに目を向ければ、ハリーとヴォルデモートは互いに繋がりを得てしまい、不定期に相手とヴィジョンを共有してしまうという筋書きがある。ふたりは互いにこのヴィジョンを利用して相手の現状を知ることになるが、これは完全にカイロ・レンとレイの関係性そのものである。ハリーの行く末を案じたダンブルドアは、対ヴォルデモートとして閉心術を学ばせるが、これもレイにフォースの修行をさせるルークとそっくりなのである。

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そしてラストの大決戦。レイは一度パルパティーンの力に屈し、彼を崇めるシスの大集団の前で倒れる。この筋書きも(大ネタバレだが)最終第7巻『死の秘宝』に似たものがある。レイはルークとレイアのライトセーバーを手にパルパティーンに立ち向かうが、闇の力と光の力が対決し、互いに力をぶつけ合うという構図は、まさにヴォルデモートとハリーの決闘に他ならない。

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そもそも「血族なのか、意志なのか」という話は、シリウス・ブラックしかり、マルフォイ一族しかり、ハリー・ポッターシリーズでも散々繰り返されてきた命題だった。マグル生まれのハーマイオニーが学年一の秀才であるように、JKRは血族が全てであるという考えに明確なNOを突きつけている。だからこそ純血を重んじるヴォルデモート側は悪なのだ。

レイの至った答えもその通り。人は生まれではなく育ちで決まるのである。この話そのものは何らおかしなものではないし、むしろ筆者もそう思っている。しかしながら、そこに行くまでの流れがあまりに似通いすぎていた。他の諸々を差し引いても、この筋書きについてはううむ、と言葉が詰まってしまう。大変残念でならない。

 

おっしまい!

「銀河一当てにならないレビュー」なのに1万字くらい書き散らしていて正直自分でも引いてる。そしてぼくはTDLスター・ツアーズに乗りたい。散々書き散らしながら見事にディズニーの戦略に乗せられている筆者である。それはそうと前作振り返りたい人はこちら。

 

ジェフリー・ブラウンのほんわかシリーズで癒やされたい人はこちら。シリーズの知識があるともっと楽しめるぞ……! ぼくも読み返してこよう!

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)

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ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア

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——ルークとレイア姫に翻弄されるダース・ヴェイダー、ほんと面白い。正史では有り得ないからこそ笑えてしまう

 

関連:スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け / J.J.エイブラムス / デイジー・リドリー / アダム・ドライヴァー / キャリー・フィッシャー / マーク・ハミル / ハリソン・フォード / ジョン・ボイエガ / ケリー・マリー・トラン / オスカー・アイザック / ルピタ・ニョンゴ / ヨーナス・スオタモ / ドーナル・グリーソン / リチャード・E・グラント / アンソニー・ダニエルズ / ビリー・ディー・ウィリアムズ / イアン・マクダーミド / レイ / カイロ・レン / ベン・ソロ / レイア・オーガナ / ルーク・スカイウォーカー / ハン・ソロ / フィン / ローズ・ティコ / ポー・ダメロン / マズ・カナタ / チューバッカ / ハックス将軍 / プライド将軍 / C-3PO / BB-8 / D-O / ランド・カルリジアン / パルパティーン / ミレニアム・ファルコン - 関係ありそうなの大体並べたらいつもの数倍になってしまった

*1:誰が何と言おうと、連続ジャンプしようが何しようがファースト・オーダー側の追尾を振り切れない作戦はちょっと稚拙である

*2:そう言えばトム・フーパー版『キャッツ』は「観るLSD」とかぼろくそ言われてたけど、どうなんですかね

*3:直前の空飛んでくるストームトルーパーは新展開だったけど、ジェットパックは地球でも既に実用化されてるね

*4:昔誰かが言っていた、「悲劇は観客側に情報が隠されているからこそ泣ける。喜劇は観客側が余計に情報を持っているからこそ笑える」というのも真理だなあと思えてくる今日この頃

*5:ケリー・マリー・トラン演じるローズ・ティコはSWシリーズ初のアジア系メインキャストとなったが、SW8公開後、彼女のInstagramには差別主義者から多くのルッキズム的批判が寄せられた。勿論彼女を擁護する声も多かったのだが、トランは批判に耐えかねてInstagramの全投稿を削除し、アカウントは事実上の閉鎖に追い込まれた。黒人に対するヘイトクライムばかりが取り上げられがちだが、アメリカの有名大学に設けられている多様性枠でもアジア人への優遇は少ないと言われているし(Buzzfeed東洋経済オンライン)、ハリウッドでもアジア人キャストはまだまだ少ないし、本当にしんどいのはアジア系だとまで言われている。だからこそオールアジアキャストで作られた『クレイジー・リッチ!』は時代の転換点として大きな話題となったのだ。

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クレイジー・リッチ!(字幕版)

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*6:そして蘇るこの記憶……

mice-cinemanami.hatenablog.com

*7:SNLのマットくんコントでは細っちい野郎だろとか言われてたけど、元々海兵隊上がりのドライヴァーは背も高いし結構いい体格をしている

*8:これをやったのが歴史と伝統あるSNLだという点でも分かる通り、ドライヴァーは優れたコメディアンでもある☞

www.nicovideo.jp - 正体を知られたならば殺さなくてはならない(確信)

www.youtube.com - たのしいメイキング映像

*9:ハン・ソロはSW7でカイロ・レンに殺害される、ルークはSW8で力を使い果たして死亡する☞

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (字幕版)

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*10:家が同じマリブにある縁で、GotGシリーズのジェームズ・ガンとBBQをし、GotG3の出演についても話し合ったと噂だったが、ガンの解雇騒動でそれも全部うやむやになってしまったのは勿体ない限りである

*11:明らかに急にオリジナル3部作の主演3人を彷彿とさせる関係性に変化している

*12:安心と信頼のTHE RIVERから中谷編集長の書いたレビューが出て来たので、これもご一読を☞

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