カードボード・ベンって何……?
事の始まり
theriver.jp今回も安心と信頼のTHE RIVERさんと共にお送りします。
事の始まりはベン・ハーディの日本プレスツアーキャンセルだった。直前になって新作の撮影が長引いて飛行機に乗れなかったというニュースが入ったのだ。
クイーンが親日家だったこともあり、本人たちも大変残念がっていた様子だが、日本配給は知恵を絞った末にこんなものを用意した*1。
『#ボヘミアンラプソディ』キャストが公開初日応援上映にサプライズ登場🎊1975年の #クイーン 初来日時を再現した東京タワー前での写真撮影も📸急遽来日が叶わなかった #ベン・ハーディ は等身大パネルで参加👏https://t.co/KBMFICbQKK#ボヘミアン胸アツ #ラミ・マレック #BohemianRhapsody pic.twitter.com/5kqdjImt5M
— Fan's Voice (@FansVoiceJP) November 10, 2018
プレスツアーで見ることこそ珍しいが、日本だと割とよくある段ボールパネル。何故だかこれがキャストの心をぐっと掴んだらしい。ここからカードボード・ベンとキャストたちの奇妙な旅が始まった——*2
日本で観光だってしたぜ
リーがインスタに挙げていたように、過去のクイーンの茶会写真の再現にまで参加したカードボード・ベン。その後キャスト3人は仲良く観光に繰り出し、美味しいものを食べ、箱根に……最初こそ普通の観光写真なのに、突然のカードボード・ベンat芦ノ湖で笑ってしまう。
リーがこの写真を上げたと思えば、マッゼロは対抗してこんな動画まで上げ始めた。よく聞くと喋っているのはリーで、更にマレックの声まで聞こえる(笑)。結局カードボード・ベンはキャスト陣の日本観光中あちこち連れ回された。結果としてかなりぼこぼこになっていて、ファンにも突っ込まれた様子である。
その後の行き先についてはみんなが気になっていたが、fan's voiceさんからこういうご報告があって、それで終わりになるはずだった。
【ご報告】『#ボヘミアンラプソディ』キャスト来日中に活躍した #ベン・ハーディ 等身大パネルのその後が気になったので問い合わせてみたら、ジョン・ディーコン役のジョーがスーツケースに入れて持って帰ってしまったそうです🧳✈️本当に仲良しな4人☺️#ボヘミアン胸アツ pic.twitter.com/CF6RZ8QUGt
— Fan's Voice (@FansVoiceJP) November 12, 2018
悪ノリ男ジョー・マッゼロ
プレスツアーを終えて帰国したとの噂があった3日後、唐突にマッゼロさんのInstagramに謎動画が投稿される。
www.instagram.comこの古典的シチュエーションに本気の演技をぶつけてくるマッゼロさんよ。そしてベンハくんもこれに反応せずにはいられなかった。
ベンハ「君が僕よりも彼のことを愛してるんじゃないかって考え始めたよ……」
☞マッゼロ「えっ君あれが自分じゃないって言う気なの?!」
ルーシー「#宣伝用カップル」
☞マッゼロ「失敬な!僕らの愛は本物だぜ!」
図らずも、ふたりのこのコメントがマッゼロさんの悪ノリに油を注ぐことになった。(笑)
悪ノリ男、帰国する
その後数日してアメリカに帰国したマッゼロさん。「愛しの我が家」とのキャプションで投稿されたのはこんな動画だった。
正直カットが変わってスーツケースが映った時点で何が起こるか察していた。「相棒(mate)!おい相棒!2日もこんな中で!」物真似がベンハくんの低めの声を若干捉えているのが癪に障る(笑)。
因みにこの動画にはふたりのブライアン御大がいいねを押していてちょっとウケてしまった。公式に届いとるぞその悪ふざけ。
マッゼロさん「愛しの我が家」(いつまでやってんねん)(いいねを押すふたりのブライアン御大……) https://t.co/8ctEH7bdYS #ボヘミアン・ラプソディ pic.twitter.com/FOJilhokmU
— ふぁじっこあなみ (@mice_fuz_anami) November 20, 2018
因みにその後、カードボード・ベンのおうち(用)に段ボールのソファがご用意されたことまで伝えられた。こりゃベンハくんも嫉妬するわ。
www.instagram.com「カードボード・ベンの家でリラックス」(笑)
嫉妬の末に(?)遂に乱入!リアルベン
流石のベンハくんもマッゼロさんとカードボード・ベンの蜜月に我慢がならなくなってきた。
www.instagram.comベンハ「カードボード・ベンは僕みたいに君をディップできないだろ」
ところが敵も然る者、マッゼロさんはしっかり対抗できる材料を用意していた。
「1枚だけじゃなくて繋がりが大事だろ」との言で投稿されたこの写真、ただのオフショットなのに仲良すぎて笑う。
その後もマッゼロさんの写真にいちいちベンハくんが反応したり、もう完全にノリが男子高校生である。因みに今でもきゃっきゃきゃっきゃしてるので是非ふたりのインスタをフォローしてほしい。因みにInstagramの公式アプリだと認証済みアカウントのコメントが上手いことまとまって表示されるようである*3。
ベン「この子たち母乳を飲ませるには大きすぎじゃない?」
— すなお (@Svnao) November 25, 2018
ジョー「誰かさんが彼の責任を避けるのをやめて僕らの子供にご飯をあげてくれればそうする必要はないんだけどなあ」https://t.co/VnnVdHU28U
いつの間にこんなに大きい子供たちが?? pic.twitter.com/txJrTCWExt
遂にママ化!?どんどんややこしくなるジョーベン
この話から遡ること数日前、ブライアン・シンガー監督が撮影のオフショットをInstagramで公開し始めた。先の記事にも載せたライヴ・エイドのリハーサルシーンもここで公開されたものだ。その流れで、メイ役のリーがマッゼロとノリノリに踊る動画を公開した(是非観てほしい☞Gwilym Lee on Instagram: “Some Live Aid respite with choreographer extraordinaire @itsll #bohemianrhapsodymovie #liveaid #bossassbitch”)。それについてマッゼロさんが運転中にコメントする動画を挙げたら、ベンハくんに思いっきり噛みつかれた。
ベン「きみが心配だよ。運転中に携帯を使うのはやめなさい!」
— すなお (@Svnao) December 1, 2018
ジョー「指図するのはやめてよママ! 好きにやらせて!!!(内心は彼がこんなに気にかけてくれて嬉しい)」
😂😂 でも本当に気をつけていただきたい〜 pic.twitter.com/yQVjPfFSSX
ところでクイーンで1番年下なのはジョン・ディーコンだが、キャスト陣で1番年下なのは91年生まれのベンハくんである(マレックが81年、リーとマッゼロが83年生まれ)。ベンハ・ママ……(笑)
ジョーベンだけじゃないぞ!キャストはみんな仲良し
グウィルとジョーだって仲いいぞ
www.instagram.com「『愛しい人よ、愛が我々の中を再び引き裂くのだ……』
ジョー・マッゼロと僕は、僕らの特別な関係に嫉妬させようと思って、撮影中ずっとベン・ハーディの荷物と衣装の中にこの写真を隠していた。彼にとっては明らかにやりすぎだったみたいで、ある日遂に僕ら(の中/仲)を引き裂いてしまったのさ……冷たいよ、ベン。冷酷だ」
あまりにジョーベンがいちゃいちゃしているので、遂にリーが乱入してきた。
ブライアン・メイを演じたグウィリムさん「僕たちの特別な関係にベンがとっても嫉妬してたので隠してあった。ある日彼はついにびりっと僕らの仲を引き裂いちゃって……」
— ふぁじっこあなみ (@mice_fuz_anami) December 5, 2018
ベンハくん「この写真のせいでセットがヤな感じになってたよ」火に油を注ぐグウィルであった https://t.co/dClWnMwdUk pic.twitter.com/5S6jUXGS3M
※因みにこの投稿、我ながら1箇所誤訳していて、リーが写真を忍ばせたのは「妬かせるため」である※
詳しくはインスタでチェックしてほしいのだが、これにもちゃんと悪ノリ男たちのコメントが付いていて、
ベンハ「ほかにやりようがなかったんだ。あの写真はセットで悪い『空気』を作り出してたんだよ #musicpuntrumped」
マッゼロ「幸いなことに12枚コピーしてあったからベンには壊しきれないよ、僕らの愛とおんなじさ」 - https://twitter.com/Svnao/status/1070213040904130560
このふたりの悪ノリに油を注ぐグウィルであった。いやはや、もうプレスも終わってみんなおうちに帰っているというのに、何とも仲のいい共演陣である……(まだまだ続け!(笑))
「#BoNap」お昼寝シリーズ!
www.instagram.com「オリジナルの#BoNap みんなこれを見たら1日大はしゃぎするだろ」
マッゼロさんが「#BoNap」*4とのタグを添えて公開した写真。何かもう微笑ましいとしか言えない。マッゼロさんの言う通り大はしゃぎだ。
そう言えばベンハくんもこんな写真を投稿していた。
www.instagram.com「バンドとしてどれだけ早くに上手く行くようになったかとても沢山喋ってきたけど……いくつか画像で証拠を見せよう。これはリハーサル3日目」
セットで寝ていたマッゼロさんを見つけて添い寝!かわいい!(語彙力ゼロ)他にも物凄くリラックスした様子のオフショットなんかもあって大変かわいい。もはや美容師さん的なマッゼロさんに、写真を撮っているらしいマレックさん。そしてふたりのリラックスしきった顔よ。かわいいかわいい。
ところでラミ・マレックだけはあんまりSNSを頻繁に動かしていないので、オフショットが少なく残念な限りである。それでもマッゼロさんへの尊敬をインタビューで語っていたりと、やっぱり仲良し4人組の一角だったんだなあと思わせるところはあちこちにある。
せっかちさん用
ところでカードボード・ベンに関しては結構皆さんまとめてらっしゃるのでこっちを見ていただいても構いません。
1975年のクイーン来日時の写真を再現した3人と来日できなかったベンハーディのやりとりが笑える
— まき (@macky0615) November 9, 2018
「これはやりすぎ😂 腹抱えて笑ってる その写真パネルは一体どこから持ってきたんだよ!」「質問は無しだよ 君が知っとくべき唯一のことは今夜僕たちはこの写真パネルと一緒に寝るんだよ」w pic.twitter.com/7C53EZThFH
ジョゼフ・マゼロさんにシートベルトをつけてもらい風邪を引かないよう上着を着せられ、あちこち連れ回された末スーツケーツに詰められて日本からお持ち帰りされ最終的にベッドインするベン・ハーディさんのカードボード…… pic.twitter.com/gAd78agZ2H
— すなお (@Svnao) November 15, 2018
最後に大好きなすなおさんの可愛い絵をご紹介させてください!いつも色んな情報大変楽しみに読ませていただいております!そして先だってからの記事、かなりお世話になってるの分かりますよね……?
ボラプボーイズの相関図はたぶんこう pic.twitter.com/yEuAflm4NZ
— すなお (@Svnao) December 5, 2018
181209追記) 続報 - 悪ノリ男はまだまだ続く
www.instagram.com「アーカイブから。東京で、ベンがバーには入れないって言われた時の話。あいつが手に負えないほど呑んだくれて、ひいき客やスタッフの脅威になるからかな? 多分そう。それともこの店のオーナーたちが、カードボードの人たちに対してほんとに偏狭なのかな?! 多分永遠に分かんないだろうな」
ところでこの店、マッゼロさんがPTSD(笑)に遭った ロボット・レストランなので、カードボード・ベンはあの名演技を観られずにいたと思うとちょっと可哀想だ。(何の話?)
店の詳細はここ☞ ロボットレストラン | TOKYO | shinjuku-robot.com
続きはこちらで
あまりに長くなってきたので、後半部分の追記を別記事に切り分けた。こちらもどうぞ。
mice-cinemanami.hatenablog.com
関連:ラミ・マレック / ルーシー・ボイントン / グウィリム・リー / ベン・ハーディ / ジョー・マッゼロ / クイーン
*1:190211追記:このカードボードは、仲良し4人組で来日できなかったことを悔やんでいたキャスト陣から日本の配給へ依頼されたもので、彼ら曰く「言ったら2時間ほどでできていた」とのこと。探したらすなおさんのツイートで紹介されていたポッドキャストの中身だったようだ。
——すなお on Twitter: "追記すると「誰のアイデアだったのかわからないけど、東京ではお願いすると本当に何でも叶えてもらえるんだ、だからベンの等身大パネルが欲しいって言ったら二時間後には出来上がって僕らを待ってた」「その後三日間何をするにも連れて行った」との事です。
ご担当の方本当にありがとうございます🙏🙏" (埋め込みにすると上手く脚注に入らないのでタイトルで)
ソース探してたらこんなものを見つけたのだが、これ足した奴誰だよ(怒らないから出て来なさい)。
*2:因みにこれ、ワールドプレミア時の写真を基にしたらしい。
*3:弁明するようで申し訳無いのだけど、Instagram、何故かパソコンではコメントがまとめて表示できないのである……というわけで、自分でスクショを撮ってアップロードするより楽なので引用してしまうのだが、何だかすなおさんの後追いみたいになってて大変申し訳ない。
*4:『ボヘミアン・ラプソディ』は英語圏で"BoRhap"と略されているのだが、これに「昼寝」を表す"Nap"を掛けたもの。因みに公式TwitterのIDも「ボラプ」。☞Bohemian Rhapsody (@BoRhapMovie) | Twitter