ちいさなねずみが映画を語る

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これが真の終わり、ボラプボーイズの旅路 - 映画『ボヘミアン・ラプソディ』

今度こそボラプの賞レース記事最後である。😭

このカテゴリの記事を本当にもう書けないのかなと思うと何だかさみしい。思えばこの映画の記事は、ここで打ち止めにしようと思っては追記、思っては追記、長くなりすぎて別記事に分割……という感じで、気付けば20記事以上になっていた。こんな風になったのも、演者たちが映画で得た繋がりを大切にし、折に触れ楽しい旅路を公開してくれていたから。また、クイーンにとって日本は特別な地であり、ジャパンプレミアが組まれたことも大きかっただろう。本当に素敵な時間をありがとう! というわけで最後は感傷的なものなんてどこにも無い*1ベンハとマッゼロさんのおふざけ集である!(ë)

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たがが外れた? ベン・ハーディ

ボーイズの中でひとりだけ白いジャケットに身を包んで登場したベン・ハーディ。地毛が金髪なのでぴったり色の合った素敵な選択! 気付けばインスタのアカウントも知らない内に「@benhardy1」からただの「@benhardy」に変化していて、この作品で成功をしっかり掴んだ様子である。

 

そんなベンハ氏、オスカーではアレン・リーチを含めたボラプボーイズ4人で終始行動を共にしていた様子。オスカー関連の3投稿はこの4人+αでの写真で占められている。

www.instagram.com - "Never thought I’d be here #oscars2019"(拙訳:「自分がここにいるなんて想像もしなかった #オスカー2019」)

グウィリム・リーにベンハとのいちゃいちゃを見せつけられたマッゼロさんが、無事に彼との2ショットを撮影!

 

www.instagram.comこの投稿は1枚目がレッドカーペットでのボーイズ、2枚目がボーイズとオスカーを獲得した技術チーム、3枚目がラミとボーイズ、そして4枚目が音響編集賞に輝いたニーナ・ハートストーンとアレン・リーチ&ベンハだ!

 

マッゼロさんも思わず口が滑る問題の投稿

で、問題はこれである。「ティファニー、魔法のような金曜日をありがとう」とのキャプション付きで、リーチ、マッゼロとのトリオルックを公開したのだが、えっと、何故ネックレスをくわえてるの?

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この投稿にはマッゼロさんのコメントが付いているのだが、この状況が分かっていない人はお口ぽかん状態である。

"Can't wait to find out what diseases I get after putting those in my mouth. (That's what she said)"——ジョー・マッゼロ、ベン・ハーディ公式Instagramコメント欄より

(拙訳:こんなもの口に入れて、何の病気をもらったか分かるのが楽しみだナ (彼女が言ったことだよ*2*))

Medical Love Song

Medical Love Song

  • provided courtesy of iTunes

 ——スッ……

 

みんな薄々勘付いてきたと思うが、ヒントは彼が付けたハッシュタグにあった。「#ad #notreally #ifyoudidntgetthatijudgeyou」(#宣伝 #嘘 #よく分かってないなら批判するぜ)、つまりこれは内輪のジョークということを指しているのだが……

お前ら男子中学生か!!!!!(笑)

何かよく分かんないけど、真顔で下ネタ言い出すグウィリーに続いて、君も健全な男子だったんだなあという気がしてならない。(そう言えばマッゼロさん、公然の場での下ネタに結構厳しかったはずなんだけどなあ……)

 

——取り敢えずお口直しにゲームするベンハ置いときますね——

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 ——もういっこお口直し……?(これ、未だにシチュエーションが分からず困っている)

 

友情に篤いマッゼロさん

散々おふざけ投稿を繰り返してきたマッゼロさんだが、素顔はラミとの10年来の友情を大切にし、映画で得た縁の素晴らしさを絶えず口にしてきた人物。そんなわけで、賞レースの終わりとなったオスカー関係の投稿は、何だか全体的に口数が少ない。きっと感極まって言葉が出なかったんだろうなと思いながら追っていた。

 

www.instagram.comマレック、リー、リーチ、ハーディと5人で映った写真には、"One last celebration."「最後のお祝い」とのキャプションが付けられていた。いつものはっちゃけた写真や、レッドカーペットでの整列写真と違い、互いに肩を組み合う写真を選んだところに、「ああやっぱり、この日が貴重な時間だと思っているのだろうなあ」と感じてしまった。

 

次の投稿は、見事にオスカーに輝いた長年の盟友ラミを讃えるもの。『ザ・パシフィック』当時の写真と現在とを重ね合わせているのだが、彼がラミの受賞を心から喜んでいるのがありありと分かる投稿である。そしてふたりとも、意外に変わらない……!

www.instagram.com"12 years of friendship. Bring it home kid. #oscars"

拙訳:「12年の友情。それを家に持って帰るんだぞ、坊や #オスカー」

 

彼はマレックの受賞を祝って、アフターパーティの席からこんな投稿を。すかさずこの投稿に「素晴らしい内容」("Gr8 content")と反応したルーシーちゃんに、マッゼロさんは「これだけが取り柄だからね…」"It's only thing I'm good at..." と返したのだった。でも本当に、友情に篤いところは彼の長所だと思う!

www.instagram.com - 「わあオスカー勝者に出会ったぞ……」

そしてオスカー関係の投稿を締めくくるのは、ベンハ、グウィリーと3人で映ったこんな投稿。ルーシーとの恋路の末にロンドンへ軸足を移しつつあるラミ、イングランド出身のベンハ、ロンドン在住のグウィリー、アイルランド出身のアレン・リーチ……大西洋の向こうにいる人ばかりの中、自分ひとりニューヨークに帰る寂しさを感じてしまったようだ。

www.instagram.com - 「無理だよ!!!!!」ファンもだよ!!!!!

 

"Starting to get hit with the realization that I’m not actually going to be spending every day of my life with these two guys aND I’M NOT DOING SO WELL!!!!!1!!"——Joe Mazzello on Instagram: “Starting to get hit with the realization that I’m not actually going to be spending every day of my life with these two guys aND I’M NOT…”

 

拙訳:「これからある自分の人生の毎日を、このふたりの男と過ごすわけじゃないんだなって実感し始めて、ほんと無理だよ!!!!!1!!」☜よく見ると誤字ってるよね

 

そんなマッゼロさんに対し、インスタのコメント欄には、グウィリーからフライト・オブ・ザ・コンコルズの "Not Crying" の歌詞を引いた文章が寄せられていた。お願いだからボーイズ、寂しがり屋のマッゼロさんに会いに行ってあげてね〜!

www.youtube.com - フライト・オブ・ザ・コンコルズと言えば、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のジェマイン・クレメントのコンビ、しかも脚本・監督はタイカ・ワイティティだ!

 

マッゼロさんと愉快な仲間たち

寂しがり屋のマッゼロさん、その人柄もあって、クルー・キャスト問わずこの作品で多くの縁が出来た様子。その姿はオスカーのレッドカーペット、またパーティでもしっかり捕らえられていた。

 

これは作品を途中から引き継いだデクスター・フレッチャー監督と答えたインタビュー! ツイートで引用されている部分では、フレッチャー監督を賞賛して、「デクスターの持つエネルギーこそ、僕らが真に求めていたものだった。彼がセットに来たら、急にこの幸福が降ってきたんだよ」と述べている。降板したブライアン・シンガー前監督の後任だったとは言え、彼の尽力あってこその作品完成だったことが分かる……!

 

ところでキメキメのメイクをしがちなルーシーちゃん、そしてふと気を許すと童顔寄りなのがバレてしまうマッゼロさんがコラボすることによって、こんな奇跡の写真が……

 

そんな愛され人間マッゼロさん、キャストだけでなく技術クルーからもラブコールが……! やっぱりディーキー主演でもう1本作りましょう! ケータリングにはアフタヌーンティーセットとスコーン込みで!

 

www.instagram.com - アフタヌーンティー大好きマッゼロさん

 

小腹が空いたふたりでおでかけ

オスカー授賞式の後、小腹が空いたマッゼロさんは*3、ベンハくんと共に近くのセブンイレブンへ買い出しに行った。その様子をInstagramに投稿したのだが、そこは熱狂的ファンが世界中に沢山いる『ボヘミアン・ラプソディ』、何と秒で店が特定されたのだった(笑)。

 

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ところがそんなマッゼロさん、可哀想なことに、オスカー直後に酷い風邪を引いてしまった様子……!「そんな、大丈夫なの?」と思って文章を読み始めたファンたちは、後段のとんでもない話にくすくす笑わずにはいられなかったのだった。

拙訳:オスカーの後から酷い風邪を引いてしまって、3日間も臥せっていると誰かにメールしようと思ったんだけど、勝手に修正されて『ベン[=ベンハ]の中に3日間もいる』ってなっちゃった……ちょっとこれはやり過ぎだよって気になってきた。

wwwwwwwwwwwwwww

風邪をこじらせた最悪の状況のはずなのに、ベンハとの仲良しが前面に出てくるマッゼロさんの携帯よ。これからもこの縁を大切にしてほしい……ラミとの縁を12年大事にする人だから、ボラプの縁も永遠よね?

 

 ——マッゼロさんツイート特撰

 

マッゼロさん、遂にYouTuberデビュー

この記事で何度「マッゼロさん」と書いたか分からないが、彼がInstagramを更新。何とここに来てカードボード・ベンの新作である。

mice-cinemanami.hatenablog.com - マッゼロ沼の入口、It's Cardboad Ben(きりっ)

実際の投稿はこれ。帰宅したマッゼロさんが、自宅のソファに陣取るカードボード・ベンを相手に諭す内容である。ところでキャプションを読むと、プロフィールにYouTubeチャンネルのリンクを貼ったから見てね、とあるが……

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そのリンクを辿るとこれ。アカウント名は「ジョー・マッゼロは退屈してる」。今のところ紹介文は「大体がメイクの裏技です」"Mostly makeup tips."とあるが、え、ほんとにそんなアカウントにするの……? (ていうかこれ、『MILK』で味占めた結果だろ……!) 彼の言う通り、Instagramと同じ動画がYouTubeでも公開されていた。確かにちょっと違う結末が待っている(笑)。

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ちなみに今回もすなおさんが日本語字幕付きを用意してくださったのでシェア。「拗ねた顔なんてどこで覚えた? ルーシー? だろうな!」というくだりでウケていたら、ちゃんとベンハくんも反応していた様子でちょっと笑った。

 

ところでマッゼロさんのYouTubeアカウント開設に対し、ディーコン家からこんな申し出が。単に本人だけでなく「チームディーキー」というのが期待大……!

  

Another One Bites the Dust

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190315更新) これで最後……?

「これで最後」と銘打ちつつ更新していて申し訳無いが、マッゼロさんがInstagramを更新して新たなオスカー関連画像を公開。ちょっと面白い文章なのでご紹介したい。

www.instagram.com"#tbt some left over pictures from Oscar night. First two from the Vanity Fair Party, the second featuring our amazing sound editor Nina Hartstone. 3rd is me trying and failing to keep up with Darren Criss. And fourth features a beer can a beer can an Oscar and a beer can."

(拙訳:#tbt*4、オスカーの夜の写真に紹介し損ねが数枚あって。最初の2枚はヴァニティ・フェア・パーティから、2枚目は僕らの素晴らしい音響編集技師ニーナ・ハートストーンと。3枚目は僕が果敢に挑戦したけど、ダレン・クリスに遅れずに付いてくのに失敗したところ。4枚目はビール缶ビール缶オスカー1本ビール缶)

ダレン・クリスと言えば『glee/グリー』に出演していたことから歌唱力も抜群。先日『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』が高く評価されて賞レースを賑わせていたが、マッゼロさんはそんなクリスがピアノを弾く前で楽器を抱えている。よく見ると弦は4本なので、これは恐らくベースギターだ……!*5

front-row.jp

190321追記) これで終わりなんて嘘だった

先日マッゼロさんが「ジョー・マッゼロは退屈してる」(Joe Mazzello Is Bored)というYouTubeアカウントを開設したことをお伝えしたが、YouTubeにて新たな動画が公開された(字幕版@Twitter)。カードボード・ベンの新作にして、このカットアウトが作られた直後の日本ツアー中の映像だというが、やっぱり演者もこの映画の縁から抜け出せていないようである。動画ではカードボード・ベン、マッゼロさん、グウィリムお兄さんが映っているが、動画の説明によるとカットアウトを動かしているのはラミ氏だという! やはりクイーン関係、公式が最大手だし、この分だと延々こういう動画が続きそうで微笑ましいなあとも思う(笑)。

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関連:ボヘミアン・ラプソディ / アカデミー賞 / クイーン / ラミ・マレック / グウィリム・リー / ジョー・マッゼロ / ベン・ハーディ / ルーシー・ボイントン / アレン・リーチ / デクスター・フレッチャー / ブライアン・メイ / ロジャー・テイラー / ジョン・ディーコン / フレディ・マーキュリー

*1:後から分かるけどそんなことはなかった

*2:これはちょっとエッチなことを言ってしまった時の決まり文句なんだそう☞【使いこなせ】That's what she said【英語ジョーク】 | スキルアカデミー22 Times That's What She Said/BuzzFeed

*3:授賞式はいくらでもお食事あるはずなのにね、と思っていたが、呑兵衛が多発するGG賞と違って、ドルビーシアターが会場のオスカーは、みんなただ椅子に座って見ているだけなのだった

*4:"Throw Back Thursday"の略で、木曜日に思い出の写真を投稿すること

*5:皆さんご存じだと思うけど、映画でマッゼロさんが演じたジョン・ディーコンはベーシストなので……?

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